山梨の津金りんごを使った冬限定ジェラート、販売開始

山梨の冬の味覚を味わおう！

2025年10月、山梨県北杜市で栽培されている津金りんごを使用した冬季限定のジェラートの販売が、nouto工場直売所でスタートしました。この地域は、八ヶ岳南麓に位置し、標高約800メートルという高地特有の日中の寒暖差と火山灰を含んだ肥沃な土壌のおかげで、豊かな風味を持つりんごが育つ場所として知られています。

近年、津金りんごはその生産量が減少しているものの、地元の農家が丹精込めて育てたその味は、地域内外から愛されています。このジェラートは、その中でも規格外品として流通しないりんごを活用しており、農家から直接仕入れることで、無駄をなくし、地域の農業を支援する形で商品が開発されています。

ジェラートの特徴と魅力

今回登場する「農良ジェラシー津金の乙女」は、シングル450円、ダブル550円、キッズサイズは100円という価格で提供されます。この美味しさの秘訣は、何と言っても津金りんごから引き出された濃厚な風味。果実そのものの甘さとシャキシャキとした食感を最大限に引き出すために、皮まで丸ごと使っています。ひとくち食べれば、津金りんごの蜜のような甘味が口いっぱいに広がります。

地元で活躍するGon's Farm（ゴンズファーム）から仕入れたりんごを使用しており、農場主の下郡浩さんは、東京から移住して以来、津金のりんごに出会い、その美味しさに魅了されたと言います。彼は「皆さんが笑顔になりますように」とまで期待を込めています。

農家の魅力と取り組み

Gon's Farmは、約40年前に50件以上あったりんご農家が高齢化の影響で減少する中、奮闘する若手農家の一つです。彼がりんご農家に転身した動機は、津金のりんごの素晴らしい味を多くの人に伝えたかったから。地域の特産品を大切にし、食べることで地域経済を活性化しようとする彼の姿勢は、多くの人に感動を与えています。

さらに、nouto工場直売所のブランディング統括マネージャー雨宮友美さんも、山梨には桃以外にも素晴らしい食材があることを伝えるために努力しています。彼女は「津金のりんごの美味しさを知ってもらえたのは嬉しい」と語り、地域の魅力を発信する活動を続けています。

アクセスと販売情報

この冬限定の津金りんごジェラートは、2025年10月から2026年1月31日までの間に販売されます。販売場所は、nouto工場直売所。山梨の石和温泉駅から徒歩わずか3分の距離にありますので、寒い冬のひとときにぴったりのスイーツを求めて訪れてみてはいかがでしょうか。特急あずさやかいじで新宿から約90分とアクセスも便利です。

touto工場直売所は、5月にオープンした新しいスペースで、地域の規格外品を使い切ることで、ただの販売ではなく、農業の持続可能性を追求する試みが感じられます。是非、冬の間に手に取ってほしい一品です。たっぷりの愛情が込められた冬のジェラート、津金の乙女をお楽しみください。