中部発酵食文化がフィリピン・マニラに到着!
2025年9月16日、フィリピン・マニラにある創作和食料理店「IKOMAI(イコマイ)」で、中部地域の発酵食文化を紹介する特別なイベントが開催されました。このイベントは、中部国際空港株式会社が主催し、現地のシェフやメディア関係者を招いて、発酵食の魅力を体験してもらうことを目的としています。
発酵文化の深みを学ぶ
参加者は、フィリピンを代表するシェフ団体「LTBフィリピンシェフ協会」のシェフやメディア関係者など、合計28名。彼らはセミナーや実食体験を通して、中部地域の特徴ある発酵調味料や食品について学びました。特に、中部地域の豆味噌を使用した「味噌煮込みうどん」のデモンストレーションは、参加者たちにとって印象深い体験となりました。
味噌煮込みうどんとその魅力
有限会社山本屋の協力により、参加者は手打ちうどんの技術を学び、豆味噌の豊かな風味を生かした「味噌煮込みうどん」を実際に味わうことができました。シェフたちは、豆味噌の力強い味わいと、うどんを打つ楽しさに触れながら、中部地方の「味」を五感で体感しました。
フィリピン料理とのコラボレーション
試食会では、中部地域の伝統的な発酵調味料を使ったフィリピン料理が提供されました。山川醸造のたまり醤油を使用した「アドボ」、本みりんを使った手羽先、八丁味噌を用いた「シニガン」など、参加者はこれらの料理を通し、発酵調味料の新たな可能性に驚かされました。このように、伝統的な和食とフィリピンの食文化が見事に融合した料理に、多くの参加者が感動していました。
参加者の声
参加者からは多様な感想が寄せられました。あるシェフは「中部地域の特定の食文化に触れられたのは非常に貴重な体験だった」と感想を述べ、他の参加者は「新しい調味料の使い方が学べて、日常料理に応用できそうだ」と喜びを表現していました。また、「中部地域の発酵食品を作る蔵見学をしてみたい」との声もあり、さらなる関心の高まりを感じました。
今後の取り組み
中部国際空港株式会社は、中部地域の発酵食文化を広めるためのウェブサイトを多言語で展開しています。今後も中部地方の企業と連携し、インバウンド促進に向けた情報発信やさまざまな取り組みを進める予定です。このイベントを通して、フィリピンの魅力的な食文化とのコラボレーションが進むことが期待されます。
この特別イベントは、参加者に発酵食文化の奥深さを知ってもらう貴重な機会になりました。中部地域の文化を更に広げるための活動が今後も続くことを願っています。