新しいオイル活用法「レシソーム」とは
オイル製品は多くの人にとってスキンケアのヒットアイテムですが、通常は「ベタつき」や「油っぽさ」が気になる部分です。しかし、コスメディ製薬が発表した新たな乳化技術「レシソーム」によって、その悩みが解消されるかもしれません。
1. ベタつきを解消する「レシソーム」
「レシソーム」は、コスメディ製薬の優れたTTS(経皮吸収治療)研究と皮膚浸透理論に基づいて開発されました。この技術は、オイル成分が肌に迅速に浸透する仕組みを持っていて、使用後の不快感を大幅に軽減します。
オイルが肌の表面に残ることがなく、その結果として、肌はサラッとした感触を持ちます。通常、オイル成分を含むクリームやローションは、使用後に油っぽさを感じることがありますが、レシソームではその心配は無用です。
2. 独自の乳化技術
「レシソーム」では、合成界面活性剤を使用せず、天然の「レシチン」を活用しています。これにより、オイルと水のバランスがとれた安定した小胞が形成され、オイルの持つ機能を最大限に引き出します。具体的には、オイル成分の50~70%を高配合することも可能です。
この技術により、乾燥肌、油性肌、混合肌に対応した様々なスキンケア製品に応用できる可能性があります。特に、オーガニックや無添加化粧品としても利用でき、消費者にやさしい選択肢となります。
3. 確かな浸透力と使用感
さらに注目すべき点は、「レシソーム」は肌に塗布した瞬間からオイル成分が迅速に浸透するため、すぐに保湿効果を実感できることです。肌表面の光沢度を測る試験でも、従来のO/W型と比較して約1.5倍の浸透速度を記録しました。
また、テクスチャーが極めて軽やかで、まるでオイルを使っていることを忘れてしまうかのような使い心地は、特にスキンケアに敏感な方にも喜んでもらえるポイントです。使い続けていると、水分保持力も高く、主に6時間以上の持続性を確認しました。
4. 今後の展開
コスメディ製薬はこの技術を生かし、乾燥肌や敏感肌など、様々な肌トラブルを抱える方々へのケア製品を展開していく予定です。この「レシソーム」を用いた商品は、2025年5月に横浜で開催される「第12回化粧品産業技術展」に出展されますので、ぜひご参観ください。
まとめ
「レシソーム」は、過去のオイル製品に対する概念を一新する革新的な技術です。肌に優しく、快適な使用感を提供する製品として、多くの人々に受け入れられることが期待されます。これからのスキンケアのトレンドに注目です。