第九のきせき体験
2025-08-26 18:48:49

感動の体験を!「第九のきせき」がリンツで繰り広げる特別な瞬間

再生の音色が響く「第九のきせき」



2025年9月、オーストリア・リンツで開催されるメディアアートの祭典「アルス・エレクトロニカ・フェスティバル」において、感動的なパフォーマンス「第九のきせき」が披露される予定です。このパフォーマンスは、ベートーヴェンの交響曲第9番“歓喜の歌”を手話で表現する「手歌」と、声で歌う声隊が同時に奏でる形式を取ります。視覚と聴覚を最大限に活用したこのユニークな取り組みは、毎年多くの人々を魅了してきました。

第九のきせき

ホワイトハンドコーラスNIPPONが贈る特別な夜



この年のオープニングイベントでは、ホワイトハンドコーラスNIPPONの芸術監督でもあるソプラノ歌手コロンえりかが中心となり、マリエン大聖堂近くの野外ステージでパフォーマンスを行います。2025年9月3日(水)19:30から開始されるこのイベントでは、手歌を用いて3,000人以上の一般参加者とともに「歓喜の大合唱」を楽しむことができます。当日は白い手袋をつけた参加者が舞台に立ち、共に歌う姿は、まさに感動的な瞬間の始まりとなります。

手歌と声のハーモニー



「第九のきせき」のパフォーマンスでは、Linz Sign Language Choriという手話のグループと、声楽アンサンブルが共演します。これにより、聴覚に障がいのある方でも一緒に楽しめる音楽体験を創り出しています。音楽を通じたインクルーシブなコミュニティの形成は、このイベントの重要な要素であり、多くの人々が参加しやすくなっています。

参加者は、手歌のワークショップに参加して楽しむことができ、特別な体験を共有する機会となります。このような取り組みは、従来の音楽パフォーマンスでは得られない特別な価値を提供し、すべての参加者が感じられる欢乐な瞬間を演出します。

写真展「Visible ‘An die Frede’」



同じくフェスティバル期間中には、マリエン大聖堂にて「第九のきせき」に関連した体験型写真展が開催されます。この展示は、“Visible ‘An die Frede’”というタイトルのもと、手歌を光の轨跡として捉えた作品が展示されます。写真家田頭真理子の独自の視点から、音楽が視覚化される様子を目の当たりにできる機会になります。

田頭は、聴覚や視覚に障がいを持つ人々との交流を重視し、それを踏まえて制作活動に取り組むアーティストです。彼女の作品は、見る者に感動を与え、音楽の新たな側面を提示します。

アートと音楽の融合を感じる



この「第九のきせき」プロジェクトは、音楽教育の普及や多様性の尊重を目指す一般社団法人El Sistema Connectにより推進されています。彼らは、認知度の高いベネズエラ発の音楽教育モデル「エルシステマ」を基に、障がいの有無に関わらずすべての子どもたちに音楽を楽しむチャンスを提供しています。このような活動を通じて、社会的な絆を深め、音楽によるコミュニケーションの可能性を広げることに貢献しています。

参加を通じて広がる輪



2025年の「アルス・エレクトロニカ・フェスティバル」での「第九のきせき」は、ただの音楽パフォーマンスを超え、参加者全員が一体となる感動的な瞬間を共有できる絶好の機会です。音楽とアートの新しい形が体現されたこのイベントに、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。また、体験型写真展も同時に楽しむことで、さらなる感動を味わえることでしょう。音楽が生み出す感動と、視覚的なアートが融合するこの特別な瞬間をぜひ見逃さないでください。


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