日本初のスペシャルティコーヒー缶「SCC」が誕生
東京都江東区のCAN-PANYが、冷蔵保存が必要な新しいタイプの缶コーヒー「スペシャルティコーヒー缶(SCC)」を発表しました。このプロダクトは、低温殺菌を施すことにより、今までにないフレッシュな味わいを実現。さらに、日本のスペシャルティコーヒーの文化をさらに広げるためのプラットフォームとして位置づけられています。来るSCAJ2025のイベントで公開デモンストレーションを行う予定です。
Freshさを追求した新感覚のコーヒー
従来の缶コーヒーは常温保存が基本でしたが、「SCC」は冷蔵保存を前提とした新しいカテゴリーとして誕生しました。コールドチェーンに基づいて、時間と温度を厳密にコントロールした抽出プロセスを用いることで、コーヒー豆の鮮度を保ちつつ、そのプロファイルを最適化しています。マイクロロースターによる焙煎・抽出レシピを忠実に再現し、缶詰めされたユニークな体験を提供します。
SCAJ2025での発表
SCAJ2025はスペシャルティコーヒーの国内最大イベントであり、CAN-PANYはそこで「スペシャルティコーヒー缶」の新鮮さを体験できるデモを実施します。イベントではすでに他の新製品も登場予定で、消費者が楽しめる機会も多いです。会場は東京ビッグサイトで、指定ブースV031にて展開されます。参加予定の方は、日程を調整してぜひ足を運んでください。
今後の展開
CAN-PANYは、将来的には複数のマイクロロースターと提携し、新商品を定期的にリリースする計画です。クラフトビールの多様性になぞらえ、地域ごとの独特なスペシャルティコーヒー文化を作り出し、ファンやロースターを巻き込んで日本から新たなコーヒー体験を発展させていくことを目指しています。
CAN-PANYの背景
2023年に清澄白河で設立されたCAN-PANYは、都市型ボトリング工場として、レシピの開発から充填・出荷に至るまで一貫した体制を持っています。その根底には、「缶への充填を通じて新たな飲料体験を創造する仲間を増やす」という理念があります。これに基づき、ユニークで楽しさあふれる飲料の価値を生み出すプロジェクトを展開しています。
第一次プロトタイプ:Coffee Wrights
今回の発表で重要なパートナーとなるのが、WATグループが運営するCoffee Wrightsです。彼らは新製品の開発やパッケージデザインに深く関与しており、プロジェクトのリーダー的存在として位置づけられています。他にも、Coffee Wrightsのヘッドロースターが挑戦している各種コンペティションでの受賞歴もあり、コーヒーの品質において高い評価を受けています。
製品情報
- - [Coffee Wrights] エチオピア アンフェララ ナチュラル – 予定価格:500円(2026年春一般販売)
- - [STRANGE TO MEET YOU] – 価格:680円(税込、2025年10月先行販売)
特に「STRANGE TO MEET YOU」は、コーヒーの焙煎過程で生まれるチャフを使用した炭酸飲料で、果実の爽やかさと香ばしい余韻を楽しむことができます。
最後に
CAN-PANYの初のプロダクトとして登場した「スペシャルティコーヒー缶」は、今後の飲料業界に新鮮な風を吹き込むことでしょう。ぜひ、SCAJ2025へ足を運び、この新しい缶コーヒーを体験してみてください。