笑えるチェーホフ!
2025-11-06 19:24:46

クスっと笑える!チェーホフの新しい魅力を発見する舞台『チェーホフを待ちながら』

笑いと人間の本質に迫る!《チェーホフを待ちながら》の魅力



舞台の楽しみは観客との交流。まつもと市民芸術館がプロデュースした『チェーホフを待ちながら』が、2025年11月6日に開幕します。初日の前に行われたゲネプロは、観客を笑わせ、思わず引き込まれる時間となりました。

この作品は、名作『かもめ』や『三人姉妹』を生んだロシアの劇作家アントン・チェーホフが愛し、広く知られる一幕喜劇とも言われる“ヴォードビル”の形式で構成されています。土田英生(劇団「MONO」主宰)が大胆に潤色し、チェーホフの良さを新たに感じさせてくれます。

チェーホフ作品の特徴を軸に



チェーホフと言えば、日常の中の微妙な人間関係や、会話の中の不条理が見事に表現されています。「何も起こらない」とも称される彼の作品ですが、実は人間のもどかしさとユーモアが詰まっています。『チェーホフを待ちながら』もこの点をしっかりと捉えています。

物語は、広場に集まった5人の男女が誰かを待っている場面から始まります。雑然としたガラクタの中、彼らの会話は緊張と棘があり、イライラ感が漂います。そんな中、思いがけない人物が登場し、ストーリーは新たな展開を見せます。彼の名は「ゴドー」。しかし、彼らが待ち望んでいたのは「アントン・チェーホフ」だったのです。

ユーモア溢れる会話劇



本作では、チェーホフの作品から取材したエピソードが日常に落とし込まれています。例えば、古典的な『結婚申込』では、所有地に絡む口論が「隣家の柿の木はどちらのものか」という、現代的な要素で再構築され、笑いを引き起こしています。また、山内圭哉による『煙草の害について』の一人芝居では、恐妻家の男が妻への不満を繰り広げ、思わぬ展開を見せて場内は笑いに包まれました。

千葉雅子と武居卓の演じる男女の恋心の変化や、千葉と新谷のコント的なやりとりなど、各作品は異なった色合いを持ちながら、共通して人間の本質について考えさせられます。

誰でも楽しめる新しいチェーホフ



難解な印象があるチェーホフですが、土田の手により『チェーホフを待ちながら』は親しみやすく、クスっと笑える要素たっぷりに仕上がっています。この「風変わりなチェーホフ」をぜひ劇場で体感してみてください。

公演は、松本市民芸術館 小ホールにて、2025年11月6日から9日まで。続いて、11月12日から16日にはKAAT神奈川芸術劇場〈大スタジオ〉でも上演される予定です。

難解さではなく、笑いと共感を通して観客の心をつかむ『チェーホフを待ちながら』。ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。本作は多くの人に楽しんでもらえる作品です。興味のある方はお見逃しなく!


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