北海道の恵みが生んだ極上スイーツ
北海道の函館市に本社を置くカドウフーズが、地域特産のカボチャを使った新しいスイーツ「カボチャの雪んこプリン」で注目を集めています。この度、同商品が第32回北海道加工食品コンクールにおいて最高賞である「北海道知事賞」を受賞しました。これは、北海道の魅力が凝縮された一品であり、食文化の向上や地域活性化に貢献しています。
規格外カボチャを活用した手作りプリン
「カボチャの雪んこプリン」は、北海道厚沢部町産の規格外カボチャ「雪化粧」を有効活用した作品です。見た目では市場に出回ることのないカボチャも、越冬させ、厳選された素材と手作りの技術で、贅沢な甘さと風味を引き出しています。特に、カボチャを二度裏ごしすることで、舌触りが滑らかでクリーミーな食感を実現しました。このプリンには、北海道産の生クリーム、牛乳、砂糖、バターが使用され、すべてが調和した自然な甘さが特長です。
コンテストの評価と意義
北海道加工食品コンクールは、道内の優れた食品製造業者の技術を育成するために1993年から行われています。このコンテストでは、道産資源を主材料とし、3年以内に開発された商品が対象となります。今回は、30社が参加し、「外観」「食味・食感」「ネーミング」「価格」の12項目にわたって審査されました。「カボチャの雪んこプリン」は、規格外品の活用と高い付加価値、丁寧な手作りにより、この訪問者や消費者の注目を集めました。
各業界へのアプローチ
カドウフーズは小売業者に対して、地域特産品を使った独自性の高い商品であることや、冷凍保存が可能で長期間楽しむことができることをアピールしています。また、パッケージデザインも高級感があり、贈り物としても最適です。さらに、今回の受賞は、食文化を振興し、持続可能な取り組みへの関心を集めるための良い機会とされています。
地域活性化と持続可能性が鍵
カドウフーズは、規格外農産物を利用することで食品ロスの削減に貢献し、地域の農産物を盛り上げる役割を果たしています。また、SDGs(持続可能な開発目標)の視点からも、この取り組みは高く評価されています。
さらなる展開へ向けて
今後、カドウフーズは「カボチャの雪んこプリン」の販路拡大を進める予定です。オンラインショップでの販売を強化するほか、道内外の小売店や飲食店への導入を図ります。そして、得られたノウハウをもとに新たな地域特産品を利用した商品開発に取り組む意向も示しています。これにより、持続可能な取り組みを日本全国、さらには世界へと広めていくことを目指します。
受賞への想い
「カボチャの雪んこプリン」の受賞は、私たちにとって大きな励みです。地域の皆様、お客様、関係者の支えがあってこその成果だと心より感謝申し上げます。今後も、北海道の存魅力を発信し、皆様に喜ばれる商品づくりに邁進していきます。