日本でのイタリア料理の新たな形
2026年2月27日、東京・表参道で開催された特別イベント「日本に存在する4つのイタリア料理」で、人気料理研究家のベリッシモ・フランチェスコ氏が日本におけるイタリア料理の多様な姿を提唱しました。このイベントは、イタリアと日本の文化的な架け橋を目指すもので、参加者は新しいライフスタイルの考察にも触れました。
イタリア料理の4つのジャンル
ベリッシモ氏は、日本のイタリア料理を以下の4つのジャンルに分類しました。
1. 正統派イタリアン(Traditional Italian)
これには、イタリアの技術や文化を忠実に再現したレストランが含まれます。日本にいて本場の味を楽しみながら、まるでイタリアへ旅行をしているかのような体験を提供することが特徴です。
2. イタリアン×和の融合(Italian-Japanese Fusion)
日本の食材や技術を取り入れた創作料理がこれに該当します。文化の架け橋として、独自性溢れる美味しさを生み出し、国内外で注目されています。
3. 喫茶店イタメシ/洋食系イタリアン(Kissaten Itameshi / Yoshoku Italian)
ナポリタンや明太子パスタなど、日本独特の進化を遂げた料理がこのカテゴリーに入ります。普段の生活の中で親しまれる料理で、日本文化の一部として長年愛されています。
4. イタリアンチェーン店(Italian Chain Restaurants)
例えば、サイゼリヤやカプリチョーザなど、手軽に楽しめる大衆的なイタリア料理店がこれにあたります。多くの人が気軽にイタリア文化に触れる入口となっています。
ベリッシモ氏のメッセージ
ベリッシモ氏は、この発表を通じて「イタリア料理には物語や歴史、生活が詰まっている」と語りました。彼は、日本でのイタリア料理がもはや紛い物ではなく、立派に文化の一部であることを強調し、協業を進めることでイタリア文化を発信したいと考えていると述べています。また、アジアにおけるイタリア料理の評価も高まりつつあり、日本がその中心として存在し続けるためには革新と挑戦が続く必要があると語りました。
未来の“Neo-Italian”
彼が提唱した「Neo-Italian」は、伝統を尊重しつつ現代の感性を取り入れた新しいイタリア料理のスタイルです。このスタイルは単なる料理のジャンルに留まらず、新しいライフスタイルの提案であり、国境や価値観を超える可能性を秘めたものです。
イタリアンとモータースポーツ
イベントには、モータースポーツとファッション業界で活躍するアンドレア・ムセール氏も参加し、イタリアンライフスタイルとモータースポーツの関係について議論しました。彼曰く、モータースポーツは速度だけではなく、総合的な体験を提供できるものであり、イタリア料理がその要素を引き上げるツールとなると強調しました。
日本から世界へ
今後、ベリッシモ氏は日本のブランドと共に、食を起点とした新しい文化価値の創造を目指します。日本が持つ高い技術力や美意識は、イタリアの美文化と交わることで、これまでにない新たな産業価値を生むと信じているのです。食やライフスタイルを通じて、国際的な舞台での日本の存在感を高めていく取り組みが期待されます。
本イベントは、日本とイタリアの文化投資としての一歩となり、参加者に新たな視点を提供する意義深い機会でした。今後も、こうした活動を通じて、新しい価値を生み出し続ける姿勢が重要だと感じます。