タワーレコードとアステリアが手を組んだ新たなデータ連携
音楽業界の雄、タワーレコードがアステリア株式会社の「ASTERIA Warp」を導入することを発表しました。これにより、音楽ソフトの販売やイベント運営を手掛けるタワーレコードは、業務の効率化とDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に向けた重要なステップを踏み出しました。
データ活用が不可欠な時代
最近の情報通信白書によると、日本における情報化に関する投資は過去10年間で約4兆円も増加し、企業活動におけるDXは重要な投資テーマとなっています。特に流通小売業では、80%以上の企業がクラウドサービスを利用し、急速なデジタル化が進んでいます。しかし、業務の複雑化も伴い、さまざまな課題が浮かび上がっています。
タワーレコードもその一環として、自社の基幹システム「PROACTIVE」と他の社内システム間でのデータ連携を行ってきました。しかし、仕訳データや帳簿作成の際、データの処理を人手で行う必要があり、業務の効率化が求められていました。データ形式や連携方法の異なりに対応するための基盤づくりも急務となったのです。
Warpの導入と効果
こうした環境の中で、タワーレコードが「ASTERIA Warp」を選定した理由は、以下の4つのポイントに集約されます。
1.
柔軟なデータ形式への対応:異なるシステム間のデータ形式に沿った連携が可能。
2.
定型データの自動化:仕訳データの連携や帳票作成など、定型的な作業を自動化。
3.
ノーコード開発:プログラムの知識がなくても継続的に運用できる。
4.
将来への柔軟性:今後のシステム拡張にもフレキシブルに対応。
この結果、タワーレコードは基幹システムと多種多様なクラウドサービスをスムーズに接続。経費精算ではマスターデータの更新や仕訳データの加工を自動化し、業務効率が大きく向上しました。また、ペーパーレス化も進み、電子的に管理される請求書や支払通知書によって、作業負担が軽減されました。
さらに、Warpは販売管理システムと需要予測AIプラットフォームの連携も実現。これにより、販売実績データからAIによる売上予測モデルの実行が可能となり、業務のデータ活用が一段と進みました。このプロセスにおいては、プログラム経験の浅いメンバーがノーコードで開発・運用を行っています。
今後の展望
すでに1万社以上に導入されている「ASTERIA Warp」は、プログラミングの知識が不要で、100種以上のツールやシステムとのノーコード接続を実現。今後もアステリアは、様々なデータソースとの連携を進め、IT人材不足の解消とともに、業務効率化に向けたデータ活用を推進していく方針です。
アステリアの取り組みは、業務の自動化やデータの利活用を普及させ、企業だけでなく社会全体の発展にも寄与しています。タワーレコードにおけるこの新たなデータ活用の流れが、今後の音楽ビジネスや他の業界にも多大な影響を与えることが期待されます。