嵯峨野高校とコラボ
2025-01-09 17:21:56

京都府立嵯峨野高校と鶴屋吉信が新たな和菓子を共同開発

京都府立嵯峨野高校と鶴屋吉信の夢のコラボレーション



京都の古都、文化の香る街でその歴史を刻んできた老舗和菓子店「鶴屋吉信」と、未来を担う若者たちが学ぶ「京都府立嵯峨野高等学校」によるコラボレーションが実現しました。このコラボは、高校生たちが「アカデミックラボ」活動の一環で、源氏物語や枕草子にインスパイアされたオリジナルの和菓子『紫の想ひ』と『春はあけぼの』を制作するもので、2025年に販売されることが決定しています。

開発の背景



「アカデミックラボ」は、嵯峨野高校の探究活動として、興味があるテーマに対して自ら課題を設定し、実験や調査、論文発表など幅広く行うプロジェクトです。2024年5月、京・平安文化を学ぶ2年生が鶴屋吉信と協力し、新たな和菓子の開発を依頼しました。これは、「京菓子文化を未来に伝える」という鶴屋吉信の理念に非常に合致していると評価され、具体的なコラボレーションに発展したのです。

商品開発のプロセス



高校生たちは、源氏物語と枕草子という二つの古典文学から、それぞれのテーマを基に和菓子のデザインを考えました。具体的には、意匠羊羹を利用し、歴史的な物語の情景や登場人物の感情を和菓子として形にすることに挑みました。職人とのやり取りを通じ、デザインの調整や素材選びも行われ、試作品も試食しながらフィードバックを反映させ続けました。

このような双方向のコミュニケーションが、とても充実した商品開発につながっていきました。

各商品の魅力



紫の想ひ



『紫の想ひ』は、「源氏物語」をテーマにした和菓子です。「紫」の色が作品全体をつなげるイメージとなっており、藤の花をモチーフにしたデザインが特長です。抹茶羊羹と琥珀羹の二層構造で、色合いは涙のしずくを形取った藤の花の意匠で表現されています。包みには「源氏物語恋みくじ」が同封されており、平安時代の恋物語がテーマとなっています。

春はあけぼの



『春はあけぼの』は、「枕草子」にインスパイアされた商品で、春の夜明けを表現した和菓子です。上品なこしあん羊羹と紅色の羊羹が重ねられ、透き通る琥珀羹の中には朝焼けの太陽をにこめたデザイン。全体的に、春の訪れを感じる美しいパッケージに仕上がっています。

商品販売情報



新商品は、2025年1月14日から鶴屋吉信の公式オンラインショップにて数量限定で販売されます。また、2月1日からは本店での販売が開始される予定です。加えて、旧三井家下鴨別邸でも期間限定メニューとして供される予定ですので、ぜひお楽しみに。

エンディング



京都の伝統を受け継ぎ、現代に生かす試みとして、高校生たちは自らの手で未来の和菓子を創り上げました。この新たな試みは、かつてない形で日本の文化を感じさせる一品です。ぜひ、皆さんもその魅力を味わってみてください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

関連リンク

サードペディア百科事典: 鶴屋吉信 嵯峨野高校 和菓子

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。