永谷園の東海道五拾三次カード封入終了のお知らせ
永谷園が誇る「東海道五拾三次カード」が、2025年12月末をもって約10年の歴史に幕を下ろします。このカードは、2016年11月から同社のお茶づけ商品に封入され、多くのファンに親しまれてきました。今、私たちはその歩みを振り返り、未来へ向けた期待を語りたいと思います。
日本文化の普及を目指して
実は、「東海道五拾三次カード」の起源は、1952年に登場した「お茶づけ海苔」から始まります。当初は無地の検印紙を封入していましたが、これを活用することで日本の伝統文化や芸術に興味を持ってもらいたいという思いが込められていました。このカードの封入によって、和の文化への理解が深まることを願い、検印紙を利用したカードデザインが生まれました。その結果、応募券を集めるプレゼントキャンペーンは大変な人気を博し、永谷園の名物企画となりました。
再評価される日本文化
1997年に一度封入が停止されるも、近年の文化への再評価の流れを受け、2016年には「東海道五拾三次カード」の封入が復活しました。特に、和食のユネスコ無形文化遺産登録や「クールジャパン」、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを通じて、日本文化への注目が高まっていたことが背景にあります。この復活は、国際的な舞台での日本文化の重要性を再確認する機会でもありました。
新たな展望と取り組み
「東海道五拾三次カード」の封入終了は、ある意味で永谷園の一つの節目となりますが、同社は今後も「文化を味わう時間」を提供し続けることを約束しています。新たな企画が進行中であるとのことで、私たち消費者はどんな楽しみが待っているのか、期待が膨らみます。
スケジュールと対象商品
封入が終了するスケジュールは2025年12月末。対象商品にはお茶づけ海苔(8袋入)、さけ茶づけ(6袋入)、梅干茶づけ(6袋入)、たらこ茶づけ(6袋入)、わさび茶づけ(6袋入)が含まれます。なお、現在実施中の「東海道五拾三次カードフルセットキャンペーン」は2026年8月31日まで継続されるため、まだ参加のチャンスがあります。詳細は公式サイトをご覧ください。
昨今、私たちの食卓に彩りを与えてきた「東海道五拾三次カード」。その歴史を知ることで、これからも永谷園の商品を楽しもうと思わせてくれる存在となることでしょう。この特色ある文化的な取り組みは、私たちの日常の中に日本の美を感じさせてくれる魅力的な要素です。今後の展開にもぜひご期待ください。