食の未来を担う若手育成！シュゼット財団奨学生認定式の意義とは

食の未来を担う若手育成！シュゼット財団奨学生認定式の意義

一般財団法人シュゼット財団は、2025年度の奨学生認定式を10月4日、兵庫県西宮市で開催しました。これで7期目となり、今年も15名の素晴らしい奨学生が選ばれました。この財団は、菓子や食品業界の発展を目指し、人材育成を通じてお菓子文化の充実を図るという、2019年に設立された組織として注目を集めています。

シュゼット財団の目的

シュゼット財団の目指すところは、製菓または調理業界への関心を持つ若者たちに奨学金を支給し、学びを応援することです。彼らが将来的に業界で輝く人材になることを期待しています。これまでに102名の奨学生を認定し、その活動を支援してきた経緯があります。

奨学生の活躍事例

高師七海さんの挑戦

卒業生の高師七海さんは、ふるさとの「食」を通じて地域を元気にしたいという強い情熱を持っています。彼女は「農家レストラン」の開業を目指し、製菓調理師学校に進学。シュゼット奨学金を受け、学びながら開業準備を進め、卒業からわずか3か月後には、コワーキングスペース「ぺんぎんLounge」をオープンしました。このスペースでは学生や社会人が共に学び、交流する場として機能しています。彼女は今でも「農家レストラン」の夢を追い続けています。

菅原みづきさんの情熱

もう一人の奨学生、菅原みづきさんは、2024年に専門学校を卒業したのち、パティシエとしてアンリ・シャルパンティエで活躍中です。彼女は学業と実習を両立しながら、シュゼット奨学金を得るために努力しました。彼女の幼少期に経験した震災が、製菓に対する強い想いの根底にあり、「お菓子で人を笑顔にしたい」との願いを胸に日々の業務に取り組んでいます。手作りのお菓子でお客様に笑顔を届けることを目指しています。

シュゼットのミッション

シュゼット財団は「菓子と生きかたをつくる。」という言葉のもと、お菓子を通じて人々の生活を豊かにするサポートを実施しています。このように、彼らは菓子・食品業界の成長だけでなく、将来の人材育成にも力を注いでいます。

株式会社シュゼット・ホールディングスについて

1969年に兵庫県芦屋市で創業したシュゼット・ホールディングスは、フィナンシェをはじめ様々なスイーツを展開し、多様な販売チャネルを持つ企業です。国内外に店舗を持ち、手作りにこだわった製品を提供し続けています。シュゼットは世界最高峰の技術をもって、これからも未来のお菓子文化を創り出すことにコミットしていくことでしょう。

生きたお菓子文化の発展は、未来の人材を支えることから始まります。シュゼット財団の取り組みは、新たな世代の可能性を見出し、夢を現実にするための大きなステップを提供しています。