Z世代のホンネ調査による大学生のおしゃれ新常識
株式会社RECCOOが運営するZ世代対象のリサーチサービス『サークルアップ』が発表した調査結果から、現役大学生のおしゃれに対する意識を浮き彫りにします。
おしゃれの選択肢、髪染めとピアスの現実
今回の調査によると、大学生の69%が「髪染めをしている、または過去にしたことがある」と回答。髪染めは、日常的なおしゃれの一部として広く浸透していることがわかります。一方、ピアスを開けている学生は34%で、そこには開けたくないという29%の層もいます。この結果から、ピアスに対する意見は分かれていることが見て取れます。
タトゥーに関しては、15%の大学生が「入れている、入れたい」と考えている一方で、71%は「全く入れたくない」としています。タトゥーは身体装飾の中でも特に社会的な抵抗感の強いものであることが示されています。
就活のおしゃれ規制に対する意見
大学生の70%が「髪染めやピアス、タトゥーが就活の妨げになるとして避けたことがある」と答えており、これは多くの学生が就職活動においての規制に不満を持っていることを示唆しています。さらに、52%の学生が「就活でのこういった規制は妥当」としつつも、48%が「厳しすぎる」と感じています。特に、黒髪・ノーピアス・ノーネイルといった基準に対しては、毎日の個性を失うもどかしさを声にする学生も多いようです。
タトゥーに対する若者の意識の変化
タトゥーに対するネガティブな印象を持つ学生は67%にのぼりましたが、短期間で消えるタトゥーに対する興味も見られます。「消えるタトゥー」に関心を示した回答者は、エフェメラルタトゥーが24%、ジャグアタトゥーが41%、タトゥーシールが59%と、興味を持つ層が確実に存在することがわかりました。若者たちはタトゥーを固定的なものではなく、ファッションの一部として捉え始めている傾向にあります。
この結果からも、タトゥーに対する抵抗感が「不可逆性」に起因していることが窺えます。すなわち、消えるタトゥーへの高い関心が、若者たちのファッション選択肢を広げる可能性を示唆していると言えるでしょう。
おわりに
今回の調査を通じて、大学生のおしゃれに対するこだわりや、就活における身体装飾への規制に対する意見が明らかになりました。Z世代のリアルな感覚を理解することで、今後のファッションや就活における変化に注目が集まります。彼らの声を通じて、より多様性を認める社会が実現することが期待されます。
ちょっとしたおしゃれの変化が、若者たちの自信や創造性にも影響を与えることでしょう。今後もZ世代の動向から目が離せません。