松竹創業130周年記念オークションがスタート！伝統美を手に入れるチャンス！

松竹創業130周年記念オークションがついに開始！

松竹株式会社は、創業130周年を祝う特別なオークションを開催すると発表しました。このオークションは、歌舞伎や演劇制作を支える職人たちの技術を広く知ってもらうことを目的としています。その一環として、オークションに出品されるのは、2025年に行われる襲名披露公演に使用される、貴重な衣装や小道具、美術品です。オークションは、2025年6月28日(土)に行われますが、参加申し込みと事前入札は5月24日からスタートします。

出品される貴重なアイテム

オークションでは、伝説的な演目からの衣装や小道具が登場します。例えば、『京鹿子娘道成寺』に登場する赤綸子の振袖は、最低入札価格がなんと1000万円。その他にも、著名な演目からの美術品や小道具が出品され、芸術の深さを感じさせるアイテムが揃います。

- 赤綸子雲霞枝垂桜繍振袖着付（『京鹿子娘道成寺』より）：最低入札価格1000万円
- 黒縮緬駕籠目に菊染物柄裾模様赤縮緬裾振袖着付（『弁天娘女男白浪』より）：最低入札価格300万円
- 中啓（『京鹿子娘道成寺』より）：最低入札価格50万円
- 振り鼓（『京鹿子娘道成寺』より）：最低入札価格40万円

これらのアイテムは、実際に公演で使用されたものや、オークション成立後に再制作される新たな作品です。

参加方法とオークションの流れ

オークションに参加するためには、事前登録が必須です。入札受付は、5月24日から6月26日まで行われていて、特に「押隈」のアイテムに関しては、事前入札のみ受付可能です。また、オークション当日には、ライブオークションが行われ、参加者にはその模様が生中継される予定です。

オークション参加者には、入札が完了した後に詳細情報をお知らせします。なお、出品物やその最低入札価格は、当日変更される可能性もあるため、最新情報は公式サイトで確認することが重要です。

頑張る職人たちの背景を知る機会

今回のオークションでは、出品アイテムの制作に関わった職人たちの手仕事や、その技術の詳細を紹介した映像も公開されます。この映像は、職人たちの丹念な手仕事や、歌舞伎に対する深い愛情が感じられる内容となっており、普段目にすることのできない貴重な機会です。

松竹アーツアンドクラフツプロジェクト

このプロジェクトは、松竹が130年にわたり続けてきた伝統を支える職人たちを紹介することを目的としています。職人たちの技術は、これまであまり表に出ることがありませんでしたが、その美しさや技量に多くの人に触れてほしいという思いが込められています。オークションを通じて、歌舞伎を愛するすべての人にその魅力を感じてもらいたいと考えています。