日清オイリオグループ、バンコクに駐在事務所を設立
日清オイリオグループ株式会社は、2025年4月にタイのバンコクに駐在事務所を開設することを発表しました。この新たな拠点は、ファインケミカル事業における化粧品原料市場の拡大を目的としており、2025年5月からの運用が予定されています。
バンコク駐在事務所設立の背景
バンコクは東南アジアの化粧品産業の中心として知られています。この地域での成長を目指す日清オイリオにとって、マーケティング拠点を持つことは重要な一歩です。本事務所を通じて、現地の市場動向や顧客の意見を直接把握し、顧客が求める製品や技術を迅速に提供できる体制を整えます。
また、バンコクの事務所設立を契機に、インドネシアのPT. TAKAHA MULTICHEM INDONESIAとの連携を強化します。インドネシアは急成長中の市場であり、将来的には独自の拠点を設けることも視野に入れています。この国ではHalal製品の需要が高まっているため、Halal化粧品に対応した原料の提供もはかる計画です。
バンコク駐在事務所の概要
新しく設置されるバンコク駐在事務所の詳細は以下の通りです。
- - 事務所名: 日清オイリオグループ株式会社バンコク駐在事務所
- - 英語表記: Nisshin OilliO Group, Ltd. Bangkok Representative Office
- - 住所: NIPPON PARKING DEVELOPMENT (THAILAND) CO., LTD., 13th Floor, Ramaland building, no. 952 Rama IV Road, Khwaeng Suriyawongse, Khet Bangrak, Bangkok Metropolis 10500
- - 所長: 松本恭平
- - 所員数: 3名
新たな事務所の開設により、日清オイリオは東南アジア市場での影響力を一層強化し、グローバルな競争力を高めていくことを目指しています。また、顧客ニーズに応じた製品開発にも注力し、業界内での優位性を確立していくでしょう。
今後の展望
日清オイリオグループは、2025年度からの新中期経営計画「Value UpX」に基づき、ファインケミカル事業のグローバルシェアの拡充を目指しています。バンコクでの駐在事務所設立は、その第一歩となるでしょう。顧客からの生の意見を取り入れ、より良い製品を提供することで、世界中の消費者に貢献していく意向です。
駐在事務所の設立は、同社の成長戦略における重要な礎となり、今後の市場展開において鍵を握る役割を果たすことが期待されています。日清オイリオの今後の動向に注目が集まる中、この新たな挑戦がどのような成果をもたらすのか、目が離せません。