夏の不調に効く!手軽に作れる発酵×薬膳スープレシピ集
様々な季節の不調に寄り添うスープレシピ
最近、季節の変化により、体調を崩すことが増えている方が多いのではないでしょうか。夏場のバテや風邪、さらに食欲不振など、さまざまな不調が私たちを悩ませます。そんな時に役立つのが、発酵と薬膳を融合させた簡単なスープのレシピ集『からだをつくるこの一杯 毎日の発酵×薬膳スープ』です。
この本では、旬の食材を使用し、手軽に作れるスープレシピが60種類紹介されています。著者の大竹宗久さんは、グルマン世界料理本大賞の健康と栄養部門でグランプリを受賞した実績を持つ料理家。彼は、身近にある食材を使うことを大切にし、スープ作りのハードルを下げてくれる提案をしています。
発酵調味料を使った健康的なアプローチ
大竹さんの提案の中で特色なのが、塩を塩麹に、砂糖を甘麹に変えるということ。これにより、やさしい味わいながら、栄養価の高いスープが楽しめます。発酵調味料を加えることで、より一層体に優しい料理に仕上がるのです。例えば、食欲がない時にぴったりな「豆乳と豆腐の白いスープ」や、夏風邪に最適な「えだ豆とトマトのヨーグルトスープ」など、季節に応じたレシピが並びます。
二十四節気に合わせたスープのバリエーション
本書は二十四節気に沿った内容になっていて、各季節に合ったスープが紹介されています。たとえば、真夏の「ホタテ貝と万願寺とうがらし&コリアンダー」スープは、爽やかな口当たりで、夏の暑さを和らげてくれます。さらに、秋の「さつまいもとシナモンのスープ」は、ほっこりとした甘さが魅力で、寒くなる季節に体を温めてくれる一杯です。
手軽に作るための知恵
スープを作るにあたり、すべての食材を揃える必要はありません。冷蔵庫にある食材を上手に活用する方法も提案されています。スープが簡単にできる理由は、発酵と薬膳の知識を生かした調理法にあります。このレシピ集では、各スープの作り方だけでなく、身体のバランスを整えるための知識も学ぶことができます。
大竹宗久さんの魅力的な背景
著者の大竹さんは、昔から料理に情熱を注いできた蕎麦屋の後を継ぎ、食育にも力を入れています。自身の子供の食物アレルギーを機に、薬膳への学びを深め、国際薬膳師の資格を取得。好評のオンライン講座を通じて、多くの人々に料理の楽しさと健康的なライフスタイルの重要性を伝えています。
健康と美をサポートする一杯
『からだをつくるこの一杯 毎日の発酵×薬膳スープ』は、忙しい日々の中でも手軽に健康的なおいしいスープを楽しむためのパートナーとなります。発酵と薬膳を取り入れて、美味しく、身体を整える毎日を送りましょう。
この本を手に取ることで、季節ごとの不調に向き合いながら、健康で魅力的な毎日への第一歩を踏み出すことができるでしょう。