季節の変わり目に気をつけたいお弁当作り
春の到来と共に温かい日が増え、家族での行楽や運動会など、お弁当を持ち歩く機会が多くなります。特に4月から7月の間は「お弁当」の検索数が急増するので、この時期に美味しく安全なお弁当を作ることが重要です。最近の調査によると多くの方が気中毒対策に不安を感じていることが明らかになっています。そこで、今回は『デリッシュキッチン』が提案するお弁当作りのポイントを紹介します。
お弁当作りの実態
『デリッシュキッチン』が行った調査によると、お弁当作りに対する意識は思ったよりも低いことが分かりました。特に6割以上が「食中毒対策に自信がない」と回答しました。湿度が高く気温が上がるこの季節は、細菌が繁殖しやすくなり、注意が必要です。特にお弁当作りを月に1回以上行う方のうち、しっかりと対策を意識しているのはわずか3割。私たちの健康を守るためにも、しっかりした衛生管理が求められます。
人気のおかずとその注意点
お弁当に多く入れられる定番おかずとしては、卵焼き、ウインナー、ブロッコリーが挙げられますが、特に夏場はデリケートな食材への注意が必要です。調査によれば、ミニトマトやおにぎりも多く使われており、これらは湿気が多い時期に傷みやすい食品となるため、特に注意したいところです。
食中毒対策のポイント
1. おかずを冷ましてから詰める
熱いおかずをそのまま詰めると、蒸気がこもり湿気が増え、細菌が繁殖しやすくなります。冷ましてから詰めることで、食材の傷みを防ぎましょう。特に汁気が多いおかずは、カップを使って仕切ることをおすすめします。
2. 卵はしっかり加熱
卵焼きはお弁当のメインおかずですが、しっかりと加熱することが大切です。加熱が不十分だと、細菌のリスクが高まります。
3. ミニトマトのヘタを取り除く
人気のミニトマトは、特にヘタ部分に細菌が残りやすいので、必ず取り除いてから詰めることが必要です。生野菜は水滴も拭き取ってから加えましょう。
4. 炊き込みごはんやチャーハンは避ける
水分を多く含む食材は、細菌が増殖しやすくなります。特に夏場は、こうしたおかずは避けるのが賢明です。
安全なお弁当を楽しむために
管理栄養士の斎藤香織さんは、SNSの普及により多くのレシピが手軽に手に入る反面、衛生管理の重要性が伝わりにくいことを気にしています。これからの季節は特に注意が必要で、食材の管理と冷却対策が鍵を握ります。お弁当作りのコツをしっかりと理解し、安全に美味しいお弁当を楽しんでいきましょう。
まとめ
美味しいお弁当を作るためには、しっかりした衛生管理が不可欠です。自信がない方も、今回ご紹介したポイントを意識して、お弁当作りを楽しんでいただければと思います。これからの行楽シーズン、ぜひ安全で美味しいお弁当を作ってみてください。