自然の美をテーマにした万年筆インクが誕生!
初夏の息吹を感じる新しい色合い
万年筆インク「初夏~朝日に照らされて~」が2025年2月18日、中富良野町の地元小学校の子どもたちの手によって発売されます。このインクは株式会社オカモトヤが、地域のSDGs活動を通じて展開したプロジェクトにより誕生しました。インクを通して、自然環境と地域の文化を広めることを目的としています。
プロジェクトを通じた学び
このプロジェクトは、北海道中富良野町立中富良野小学校の生徒たちが中心となり、地域の魅力を「色」で表現する試みです。オカモトヤの社員と共に、実際の授業を通じてインクの色作りや商品の開発に取り組んできました。
生徒たちは、地元の風景を探求し、商品作りの過程を一から学ぶことで、創造力を高め、コミュニティへの理解を深めました。地域の特色を生かした授業では、ラベンダー畑や自然の色彩を取り入れ、実際に色を混ぜる体験を通して、自分たちが心地よいと感じる色を探求しました。
色づくりの裏側
授業では、まず地元の風景や人々からのインスピレーションを得て、色やデザインのコンセプトを練ることからスタートしました。生徒たちが実際に色を調合し、「朝日に照らされたラベンダー」の色をイメージしながら、自分たちの思いを具現化しました。
「もう少し青紫を深くしたい」「朝日の赤を表現してみたい」といった意見が飛び交い、創造的な雰囲気が教室を満たしました。全員で意見を出し合い、試行錯誤を重ねながら生まれたインクは、唯一無二の色合いとなっています。
インクの特長と販売情報
「初夏~朝日に照らされて~」のインクは、北海道中富良野町の美しい自然からインスパイアされています。特に朝の清々しい空気と輝くラベンダーの色調を再現し、手書きの温かみを感じる製品です。販売価格は2,000円(税込)で、パッケージには生徒たちの手書きの文字が飾られています。
このインクは2025年2月18日から中富良野小学校で発表され、2026年にはラベンダー祭りでも販売される予定です。今後も自然の美しさを引き出した商品を世に送り出すことが期待されています。
子どもたちの声
生徒たちはこのプロジェクトを通じて、多くの学びを得ています。「色を作るのは難しかったけれど、仲間と協力することで良い色が生まれた」と振り返る学生や、ストーリーやコンセプトの重要性を学んだという感想も寄せられています。彼らは自らの創作物がどのように使われ、誰に愛されるのかを考えることで、プログラムの深い意義を理解しているようです。
最後に、このインクが多くの人々の手に渡り、中富良野町の美しさを広める一助となることを心から願っています。このプロジェクトは、地域の魅力を知るきっかけとなり、多くの人々に愛される製品に育っていくことでしょう。