熊本市に寄贈されたハサミ
2025-04-22 12:20:07

手が不自由でも安心して使えるハサミ「サクサ」の寄贈が熊本市へ

熊本市に寄贈されたインクルーシブなハサミ「サクサ」



利き手を問わないハサミ「サクサ」は、コクヨの独自のインクルーシブデザインプロセス「HOWS DESIGN」を取り入れて開発されました。このたび、熊本市に500丁の「サクサ」とカフェチェア「Hemming」を寄贈することが実施され、より多くの人々に使っていただく機会が提供されます。

寄贈の目的



コクヨの寄贈の背景には、インクルーシブな教育環境の実現を目指す熊本市の姿勢に共感したことがあります。利き手に関わらず、すべての人が使いやすい製品を届けたいという思いから、この寄贈が決定されました。寄贈された「サクサ」は、教育機関や障がい者の就労支援拠点に配布され、さまざまな場面での活用が期待されています。

寄贈式の様子



寄贈式では、熊本市の大西市長や市職員が実際にハサミ「サクサ」を体験しました。感想を聞いた大西市長は、「ビニールでも簡単に切れる。家庭でも使いたいくらい」と、その切れ味の良さを絶賛しました。また、参加した左利きの職員からは、「切れ味が非常に良く、感動した」との声も寄せられました。このような実体験は、製品の実用性を証明するものとなりました。

「サクサ」の特長



「サクサ」は、ハンドルに対して刃を傾ける「傾斜インサート」構造を採用しています。この設計により、利き手にかかわらずスムーズに切ることができ、特に薄い素材での性能が向上しています。商品にはスタンダード刃やグルーレス刃など、多様なラインアップが揃っており、用途に応じて選べるのも魅力です。

インクルーシブデザインの考え方



コクヨが提唱する「HOWS DESIGN」は、利用者のフィードバックを元に商品を開発するプロセスです。この取り組みを通じて、すべての人が快適に使える商品を実現しようとしています。寄贈された熊本市もまた、「誰もが能力を発揮できる市」を目指し、インクルーシブ施策への取り組みを続けています。

まとめ



「ハサミ<サクサ>」の寄贈は、熊本市とコクヨの共同の努力によって、地域のインクルーシブな環境の構築に寄与するものと期待されます。この製品を通じて、誰もが自分らしく快適な生活を送れる社会の実現に向けて、両者が手を取り合って進んでいくことが求められています。「サクサ」と共に、より多くの人に温かい思いを届ける活動が展開されることを願っています。


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