ミツカンの「パキッ!とたれ」納豆容器が特許庁長官賞を受賞!
株式会社Mizkanが開発した「パキッ!とたれ」納豆容器が、令和7年度中部地方発明表彰で特許庁長官賞を受賞しました。この受賞によって、納豆の新たな楽しみ方が広がることが期待されます。特に、納豆のたれがふたに収納されていて、簡単に使えることから多くの消費者に喜ばれています。
納豆容器のビフォーアフター
これまで、納豆のたれは小袋に分かれていることが一般的でしたが、その開封時に手が汚れたり、うまく開けられなくてイライラさせられることも少なくありませんでした。このような声を受けて、ミツカンは新しいタイプの容器を開発し、ふたの中にたれを収納するという画期的なアイデアを実現しました。
発明の背景と課題
受賞した容器は、納豆とたれが一体化しているため、使い勝手が大幅に改善されています。この発明に至るまで、無駄を省き、環境負荷を低減することが重要な課題でした。
特許庁長官賞を受賞した理由
受賞の理由は、たれの小袋や被膜を使用せず、容器そのものの特性を活用した点です。発泡樹脂シートの気泡の配向性を利用して、ふたを割るときに力が加わる方向を考慮し、誰でも簡単に開けられるように設計されました。このような工夫が、多くの方々にとって納豆をもっと楽しみやすくしています。
新たな納豆文化の創出
「金のつぶ パキッ!とたれ とろっ豆」は、2012年の発売以来、多くの消費者に愛され、年間3億食以上の売上を誇ります。特にこの容器は使いやすく、老若男女問わず、皆が楽しく納豆を楽しむことができます。また、2025年にはさらなる軽量化された素材を用いた容器へのリニューアルも予定されており、環境面にも配慮がなされています。
食育への貢献
この容器は、保育施設における食育の一環としても採用されており、子どもたちが楽しく食事に取り組める工夫が施されています。納豆の魅力を引き出すための取り組みとして、今後も新たなアイデアを出し続けることが求められています。
まとめ
ミツカンの「パキッ!とたれ」納豆容器は、環境負荷の低減や利便性と楽しさを両立させた画期的な製品です。この受賞を機に、今後も多くの人々の食生活に楽しい体験を提供していくことが期待されます。納豆食文化の進化を今後も楽しみにしたいですね。