地域の味を届ける新たな挑戦
愛媛県松山市に本社を置く株式会社リーサンが、2026年4月から全国展開を目指す『無添加キムチのれん分けプログラム』を発表しました。これは、地域の食材を使用し、各地の特徴を活かした無添加キムチを製造・販売する取り組みです。リーダーを務める影浦一夫さんと、その韓国人の妻、李さんの情熱が込められたこのプログラムの背後には、消費者の健康志向が高まる中、安心・安全な食品を提供するという願いがあります。
消費者と事業者のニーズを同時に解決
近年、添加物を避ける消費者が増え、無添加食品への関心が急上昇しています。その一方で、食品事業者は価格競争の影響で売り場の差別化に苦しんでいるのが現状です。リーサンの『無添加キムチのれん分けプログラム』は、地元の新鮮な野菜を使用して、消費者のニーズと事業者の課題を同時に解決する新しい売り場モデルを提供します。
プログラムの具体的な内容
『無添加キムチのれん分けプログラム』では、各地の事業者がその土地の特産物や野菜を用いて、独自の無添加キムチを製造・販売することが可能です。プログラムに参加した店舗では、店舗オリジナルのキムチを開発でき、キムチの製造レシピも共有されます。生産過程が見えることで消費者に安心感を提供し、事業者にとっては地域の食材価値を高める機会となります。
家族の安全を思う原点
影浦さん夫妻のキムチ作りの始まりは、30年前にさかのぼります。当時、妻の李さんが妊娠中に安心できるキムチを求めて、韓国伝来の製法を用いて手作りを始めました。それ以来の経験が、今日の『無添加キムチのれん分けプログラム』へと発展しました。家族の健康と安全に対する想いは、地域の売り場を変える力を持っていると信じています。
韓国本場の味わいを日本へ
影浦さんと李さんは国際カップルであり、彼らの目標は日本に本場の「発酵キムチ」を広めることです。日本では一般的なスーパーで販売されるキムチは添加物が多く使用され、真の発酵の味わいが失われているため、彼らはその価値を広めたいと考えています。自然発酵のキムチは、その味わいや健康価値を引き出すための重要な一歩であり、体に優しい食事を提案することを目指しています。
YouTubeでの発信も
さらに、影浦さんと李さんは、YouTubeチャンネル「リーサンちゃんねる」を運営し、キムチ作りや韓国料理の魅力を広めています。このチャンネルでは、家庭でもできる手づくりの楽しさや、発酵文化の重要性を紹介しており、登録者数は17.3万人に達しました。
無添加キムチマイスターの育成
また、無添加キムチ教室の開催を通じて、700名以上の参加者に安心・安全な発酵食品を自分の手で作ってもらう取り組みも行っています。これにより、地域密着型の食文化が育まれ、無添加キムチマイスターという認定資格も生まれました。地域の食文化に貢献する活動が広がる中、無添加キムチの価値をさらに多くの人に伝えていくことで、地域経済を支えることを目指しています。
まとめ
リーサンの『無添加キムチのれん分けプログラム』は、消費者と事業者のニーズに応え、地域の食材を活用した新しい形の売り場を生み出す試みです。このプログラムを通じて多くの家庭が安心して食べられるキムチを手に入れ、地域の活性化に寄与することが期待されます。これからの日本の食卓に、無添加キムチの美味しさが広まることを心から願っています。