名産黒豆を活かした洋菓子
2025-05-13 11:19:13

兵庫県の名産黒豆を活かした新しい洋菓子ブランド「つばめと風」の挑戦

兵庫県の名産を活かした新たな挑戦



兵庫県丹波篠山市にあるギフトショップ「キクヤ」が、地元名産の黒豆や栗を使用した洋菓子ブランド「つばめと風」を立ち上げました。このブランドでは、地元名産品を取り入れたタルト菓子を展開し、幅広い世代の方々に楽しんでもらえる商品を目指しています。

地域の名産品の危機


丹波篠山市は、約300年前から続く伝統的な黒豆の産地として知られていますが、最近ではその存続が脅かされています。特に、黒豆を枝豆として収穫する農家が増えている一方、黒豆の収穫量は減少傾向にあり、農業の高齢化や後継者不足、気候変動の影響も大きいのが現状です。

そのような地域の状況を背景に、キクヤでは黒豆や栗を使用した洋菓子の開発に挑戦することになりました。ギフトや葬祭業から転身を図るきっかけとなったのは、新型コロナウイルスの影響で葬儀の形式が変わり、従来の供物需要が減少したことでした。地域の名産品を用いたビジネスに取り組むことで、町の魅力を再発信し、地域の活性化を図る考えが生まれました。

商品開発の経緯


この新しいブランド名「つばめと風」は、丹波篠山を楽しく飛び回るつばめと、爽やかな風によって広がるお菓子のイメージを表現しています。また、デザインには素朴でかわいらしいイラストが採用され、黒豆や栗を以前購入したことがない人にもアピールできるよう工夫されています。

同社は、過去にも洋菓子の開発を試みていましたが、製造条件が合わず実現には至りませんでした。今回は、経験豊富な製菓メーカーとの出会いによって、成功に向けた条件が整い、厳しい試行錯誤の末に2種類のタルトを完成させました。

商品の特徴


このブランドから誕生したタルトは、丹波篠山市産の黒大豆とチーズを使用した「丹波篠山黒大豆とチーズのタルト」、および丹波栗を使った「丹波篠山黒大豆と丹波栗のタルト」の2種類です。それぞれはサクサクの生地に2層のチョコクリームを挟み、黒大豆や栗の風味が絶妙に調和する魅力的なスイーツとなっています。

  • - 黒大豆とチーズのタルト:上層にはチーズ、下層には丹波黒のパウダーが使用されており、口の中で広がるハーモニーが特徴です。
  • - 黒大豆と丹波栗のタルト:上層に丹波栗のパウダーが練り込まれており、贅沢な味わいを楽しむことができます。

これからの展望


キクヤでは今後も「つばめと風」を通じて、丹波篠山市の美味しい品々を広めていく意欲を持っています。ギフトや葬祭の枠を超え、幅広い販路を開拓することが今後の目標です。商品の魅力を発信することで、地元の名産品とともに地域の活性化に貢献できればと考えています。

購入方法


「つばめと風」の商品は、オンラインショップや兵庫県・阪神間のお土産店、宿泊施設で購入可能です。新しい洋菓子を是非手に取って、丹波篠山の魅力を感じてみてください。


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