未来を先取り!社員の生活を支える新しい給与体系の導入
株式会社Trustが、12月1日より全社員を対象にした「先行投資型」給与改定を実施することが発表されました。この取り組みは、成果が出た後に給与を上げるのではなく、将来を見据えてその前に給与を引き上げるという、全国的にも非常にユニークな制度です。
先行投資型給与改定とは?
今回の改定は、社員の不安を取り除き、挑戦の機会を平等に提供することを目的としています。従来は、評価されてから支援を受けるという形が一般的でしたが、Trustでは「支援を先に行い、その結果を共に創り出す」という新しい働き方のモデルを採用しています。これにより、全社員はより良い未来へ向けた挑戦ができる環境が整います。
給与を先に上げる理由
1.
未来の基盤作り: 従業員への先行投資が、企業の未来を形作る基盤となります。
2.
安心して働ける環境: 結果が出ることへの不安を抱えた状態では、本来の力を発揮できないため、会社全体が強くなりません。
3.
生活水準の維持: 物価の上昇による生活水準の低下を守ることは、企業の責任でもあります。
4.
フェアな評価基準: 結果が出てから評価をするのではなく、常に未来に向けた支援を行う方が、本当の意味での公平性を持っています。
働き方別・給与アップの具体例
具体的に、Trustでは勤務形態に応じた給与アップの詳細が示されています。例えば、7時間勤務で年間休日121日の場合、月々約2万円の給与アップがあり、年間では約24万円の増加となります。これだけでなく、他の勤務スタイルについても詳しいアップ内容が設定されており、各ライフスタイルに適した形でのサポートが実現されています。
会社の年間負担総額と社長の決意
この取り組みによって、Trustの年間負担総額は約3,000万円に及びます。多川社長は「頑張ったら上げるのではなく、先に給与を上げてから協力をお願いすることが最も誠実だ」と述べ、さらに「半年間は役員報酬も受け取らない」という決断に踏み切りました。これは、社長としての責任を明確にし、社員全員の挑戦を助ける意図が強く込められています。
Trustの理念と事業内容
株式会社Trustは、大阪を拠点とした企業で、メーカーからの過剰在庫や型落ち商品、パッケージ不良品などを買取り、市場に再流通させることで、環境問題の改善に貢献しています。直営店「Dream market」では圧倒的な安さで商品を提供しつつ、全国400店舗以上のディスカウントストアへの卸業を行っています。
捨てられる運命にある商品に新たな価値を生み出し、企業と消費者、そして社会全体へ貢献することを目指すTrustの新しい取り組みは、今後ますます注目されることでしょう。