小山進の受賞作品
2025-11-04 13:49:15

小山進の芸術、12度目のゴールドタブレット受賞の軌跡

ショコラの魔法、小山進の受賞作品



「食の芸術家」と称されるショコラティエ小山進氏が、2024年のC.C.C.(クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ)で12度目のゴールドタブレットを獲得しました。その作品は「SUSUMU KOYAMA'S CHOCOLOGY 2024」。毎年その年のテーマに基づくボンボンショコラを発表し、今年のテーマは“浮遊空間es”。これは、人が母親の胎内で体験する、重力を感じない不思議な空間にインスパイアされたものです。

このボンボンショコラは、素材や風味が自由に一体となるといった、まるで浮遊するかのような感覚を味わわせてくれます。小山氏は、無意識に求めるこの独自の感覚を、大胆に表現しました。食べることで、皆が持つ原始的な記憶を呼び覚ます、そんな素晴らしい体験ができるのです。

審査員も絶賛



C.C.C.の審査員からは「小山進に、12枚目のゴールドタブレット!洗練され、繊細で非常にリアリスティック。バランスも素晴らしい」と評価されるほど、その味わいは特別です。小山氏は常に新しい挑戦を続け、その事実をもって一流のショコラティエとしての地位を確立してきました。

最新のボンボンショコラの魅力



本作の中には、特に注目すべき4つのフレーバーがあります。

1. 芳香小野菊&カバラン+温州みかん
上層は野菊のガナッシュ、下層はカバランのガナッシュ、シャブロネは自家製の温州みかんのクーベルチュール。ビターチョコレートでコーティングされています。この作品は「非常に美しく、複雑な味わいを描き出した」と評されています。

2. ルイボスティー&ラム+パイナップル
ルイボスティーとラムのガナッシュを使用。パイナップルのパートドフリュイとの相性が絶妙で、香りが繊細に表現されています。

3. 阿里山烏龍茶+カバラン&胡桃プラリネ
処理されたくるみが絶品。このボンボンショコラには、マンゴーを練り込んだくるみのプラリネが使われており、上品な風味に仕上げられています。

4. パッシージャ・チレデオアハカ&燻製パプリカ+マンゴー
スパイシーなガナッシュが香り高く、パプリカとマンゴーの甘さとのバランスが絶妙な一品です。

独自の食べ方



小山氏のボンボンショコラの楽しみ方には独自のルールがあります。1番から4番までを順に楽しむことで、味わいの変化を感じられます。この順番は、それぞれのマリアージュをじっくりと楽しむために考えられています。

新作の発表



最新作「CHOCOLOGY 2025」は、2025年11月1日に発売予定です。小山氏が魅了されたパリの香水ブランドINDULT PARISの4つの香水をフレーバーに変えた、この年の新たな傑作をご期待ください。来年度のC.C.C.に織り交ぜられる予定です。

小山進氏とエスコヤマの世界



小山進氏は1964年に京都で生まれ、2003年に兵庫県三田市に「パティシエ エス コヤマ」を開業。C.C.C.では12度の最高位を獲得しており、世界のトップショコラティエ100にも入賞しています。内外において果敢に創作活動を行い、絵本の出版など多角的に発信しています。エスコヤマは、美味しさだけでなく、驚きと喜びを届ける場所として、多くの人に親しまれています。

このように小山進氏の情熱は、ただ甘いものを作るだけではなく、訪れる人々の心に印象を残す体験を提供するものなのです。


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