和食の魅力再発見!
マイボイスコム株式会社による最新の和食に関する調査が発表されました。この調査は2025年10月1日から7日の間に、11,244名を対象に実施されたもので、和食の喫食状況やそのイメージ、さらには好まれるメニューに関するデータが収集されています。
和食の食べるシーン
調査によると、和食を食べる主なシーンは夕食が82%を占め、昼食は44.8%となっています。旅行先や外食でも和食を楽しむ人が多く、その中で特に家庭では「一緒に食べる人に合わせて」という傾向が女性に強く見られました。季節の行事に合わせて和食を選ぶのは、特に年配の女性層に見られる特徴です。
和食の食べる頻度
和食を食べている人の約半数は毎日、あるいはその以上の頻度で和食を摂っています。しかし、2022年の調査と比較すると、この割合は減少傾向にあります。また、地域によって差があり、東北・北陸の地域では特に和食を頻繁に食べる人の割合が高いことが知られています。
好きな和食メニュー
調査結果に基づくと、好きな和食メニューのトップ5には「寿司」「刺身」「天ぷら」「うどん」「ごはん」がランクインしており、男女で特徴的な違いもあります。男性は「うなぎ料理」「とんかつ」が好まれる一方、女性は「煮物」や「おひたし」などが人気です。地域特有の好きなメニューも多く見られ、納豆やお好み焼き、たこ焼きなどがその一例です。
和食を意識した食生活
意識して和食を多く取る人はわずか11.4%ですが、毎日和食を食べる人はその比率が高いことが明らかになりました。一方、「特に意識していないが和食が多め」と答えた人が39.4%を占め、70代以上ではその割合が半分以上を超えています。逆に若い世代ではこの意識が低いことも注目されます。
和食が多い理由
和食が好まれる理由として、71.2%の人が「和食が好き」と答え、57.1%が「ご飯(お米)が好き」としています。さらに「健康によい」という意見も多数を占め、特に女性の間で健康志向が強まっていることがデータには反映されています。「他の料理よりも作りやすい」といった意見も多く、手軽さや栄養バランスの良さが和食の魅力になっています。
和食のイメージ
和食のイメージに関しては、「庶民的」「季節感がある」「ヘルシー」といった答えが多く、特に年配の女性の間では「健康」という意識が高いことがわかります。若い男性層では和食に対する興味が薄い傾向があり、特に「いずれもない」との回答が目立っています。
おわりに
この調査を通じて、和食は食文化の中での重要な位置を占めており、家庭の食卓にも多く取り入れられていることが再確認されました。私たちの食生活において、和食が持つ健康的な側面やその多様性を意識し、楽しんでいきたいものですね。