左利きの日に寄贈
2025-02-10 12:03:19

左利きの日に寄贈!コクヨのユニバーサルハサミが川崎市に登場

左利きの日に寄贈されたコクヨのハサミ『サクサ』



2月10日は“左利きの日”。コクヨ株式会社が、この特別な日に左利きの方も快適に使えるハサミ『サクサ』を寄贈しました。寄贈先は神奈川県川崎市とシブヤフォントで、今回の取り組みはインクルーシブデザインの観点から多くの方に利用してもらえる内容となっています。

ハサミ『サクサ』とは?



コクヨの『サクサ』は、独自の“HOWS DESIGN”プロセスに基づくユニバーサルデザインの商品です。このハサミは、利き手によらず、多様な人々が使いやすいようにリニューアルされた特別な道具です。寄贈されたのは、川崎市に300丁、シブヤフォントに10丁の計310丁。川崎市では『こども文化センター』58館や『民間児童館』に設置され、地域の子どもたちが自由に使える機会を提供します。

寄贈式の様子



寄贈式では実際に左利きのお子さんや職員が『サクサ』を使った工作体験を行い、ハサミの使いやすさを体感しました。川崎市のこども未来局長、井上純さんは「寄贈を通じて多様性を大切にし、新しい価値を生み出す努力を続けていきたい」とコメントしました。それに加え、シブヤフォントの磯村歩さんも「インクルーシブデザインの理念を大切に、障がいのある人たちと共に新たな価値を創造していきます」と語りました。

使用した方々の声



ハサミを試した参加者からは、実際に使ってみた感想が寄せられました。川崎市の職員は、「以前のモデルよりも切れ味が格段に良い」と驚きの声。また、左利きの方は「数十年ぶりに左手でハサミを使えました」と感動を語りました。シブヤフォントのワークショップでも、寄贈されたハサミを使ってオリジナルメッセージカードを作る体験が行われ、参加者はその切れ味に驚いていました。

コクヨは今後も、こうした取り組みを通じて多様な人々の感想を集め、商品開発に活かしていく意向を示しています。この寄贈は単なる道具の提供に留まらず、使用者との対話を重ねながら、より良い商品作りにつなげていくための第一歩となるでしょう。

ハサミ『サクサ』の特長



『サクサ』のリニューアル版には、ハサミ業界初の『傾斜インサート』構造が搭載されています。この技術は、使用者の利き手や技術に応じて簡単に切れるように設計されており、特に薄い素材やビニールなどのカットに効果を発揮します。経済的にも手ごろな価格帯で、スタンダード刃は480円から販売されています。

コクヨの“HOWS DESIGN”は、主に障がいのあるユーザーとの対話を基に、全ての人が利用できるような商品を目指して開発されています。この取り組みの中で、今後も多くの利用者の意見を大切にしながら、より良い商品へと進化していくことでしょう。

今回の寄贈を通じて、コクヨのハサミ「サクサ」が多くの人々の日常に溶け込み、彼らの創造的な活動を支える一助となることを心から願っています。


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