未来の食を共創
2025-04-30 19:19:07

アジア発のサステナブルフードイベント『Sustainable Food Camp 2025』を成功裏に開催

アジアの食の未来を考える「Sustainable Food Camp 2025」



2025年4月22日、マレーシア・ゲンティンハイランドのResorts World Awanaで行われた「Sustainable Food Camp 2025(以下、SFC2025)」は、9カ国から集まった多彩な参加者が集い、未来のサステナブルな食について探求する画期的なイベントとして注目を集めました。

このイベントには、97社、191名の参加者が集まり、環境改善、健康アクセス、社会的責任という3つのテーマを基に、それぞれの課題を食を通じて解決する道を模索しました。世界中の大手食品メーカーやスタートアップ企業、大学の研究者、そして行政関係者やベンチャーキャピタリストなどが一堂に会し、知識とアイデアを融合させる場となりました。

多様なプログラムと情報交換



参加者は、各種試食ブースや展示コーナーを通じて、最先端のフードテクノロジーを体感。企業や国の垣根を越え、未来の食をテーマにした活発な情報交換が行われました。さらに、パネルディスカッションやテーマ別ラウンドテーブル、異業種から成るチームによる共創型ビジネスピッチも実施され、創造的なアイデアが生まれる場となりました。

開会セレモニーでは、四方敬之 駐マレーシア日本国特命全権大使が「サステナブルフードを広めるためには、個々の意識と努力が重要です。このイベントに参加した各国の企業が互いの取り組みを共有し、次世代につながる食の課題解決に向けて共に歩んでいくことを期待しています」と祝辞を述べました。

受賞チームの発表



イベントの後半に行われたビジネスピッチでは、Ajinomoto (Malaysia) Berhad、Alphaswift Industries Sdn. Bhd.、Atoz CarbonCycle Platformの共同チームが、木の420倍の二酸化炭素を吸収する微細藻類を使用し、カーボンネガティブを実現するプロジェクトで最優秀賞を受賞。このプロジェクトは、手頃で美味しく、栄養価の高い製品の開発を目指しています。その他にも、企業から贈られるCorporate賞を獲得した5チームも誇らしい成果を挙げ、共に喜びを分かち合いました。

プレツアーでの先進技術の体験



SFC2025の前日には、希望者を対象としたプレツアーも行われました。参加者は、ドローンを活用した農業を展開するAerodyne社の農場を視察し、精密農業推進アプリ「Agrimor」を体験。また、プラントベース食品に特化したNanka社のハラル認証工場や、MARA Halal Industrial Parkを訪れることで、国際基準に基づく製造プロセスについての理解を深めました。

未来の共創に向けて



SFC2025を通じて、未来のサステナブルな食を共創するための課題解決型プロジェクトが次々に生まれ、参加企業や関係者間の国際的なネットワークも確立されました。サステナブルフードアジア株式会社はこのイベントを単なるトレンドではなく、未来の社会を支える重要な活動として位置付け、今後も国や業界を超えた共創の場を提供していく意向を示しています。

このように、Sustainable Food Camp 2025は、参加者全員が未来の食に対する明るいビジョンを持ち帰り、さらなる可能性を見出す機会となったのです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

関連リンク

サードペディア百科事典: サステナブル Sustainable Food Camp アジアの食

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。