Y's「Tokyo Girls」特集
2025-07-04 15:24:11

Y'sの新コレクション「Tokyo Girls」が描く東京の非現実的な姿とは

Y'sが贈る新しい視覚体験「Tokyo Girls」



Y'sは、写真家マックス・ヴァドゥクル(Max Vadukul)が手がけた最新のフォトシリーズ「Tokyo Girls」を公開しました。このコレクションは、2025-26年秋冬シーズンに向けたもので、東京の風景を新たな視点で描き出しています。これまでに好まれたネオンや賑わう街角ではなく、都市の本質や骨格を探求する試みがなされています。

「Tokyo Girls」は、東京に潜む非現実的な演劇性や匿名性、そして緊張感を表現しています。ヴァドゥクルは、自身のビジョンについて「誰もが想像する東京には興味がなかった。空虚さやプレッシャー、監視の視点を通して奇妙なエレガンスを捉えたかった」と語ります。このような考え方から生まれた写真は、単なるファッションフォトではなく、パフォーマンスアートとしての側面を持っています。

セレクションには俳優の橋本愛が登場し、3名の出演者と共にモデルではなく心理的な風景の中で演者として存在します。統一感のあるY'sのコレクションルックと共に、それぞれのキャラクターが際立つ様子は、見る者に深い印象を与えます。さらに、Y's for menを纏った「影のカメラマン」が登場し、演者を取り囲むことで、動きとともに物語が紡がれていくのです。

このプロジェクトは、クリエイティブディレクターのクラウディオ・デロリオ(Claudio Dell’olio)による特別なブックも用意されています。Y'sのこれまでの歴史を背景に、前回の2023-24 A/W、2024 S/S、2024-25 A/Wに引き続いての活力あるビジュアル展開です。技術と芸術性が融合することで、洗練された現実的世界観が引き立てられています。

特に注目すべきは、ダニエレ・バジリコ(Daniele Basilico)によるアニメーション映像で、フォトシリーズにさらなる深み、リズム、質感を与えています。作品には、ヴァドゥクルが1980年代にYohji Yamamotoと共に築いた初の写真作品に通じるスピード感が流れています。エレガンスと不完全さ、コントロールと混沌が対話を重ねることで、なお一層新しいY'sの姿が現れます。

「Tokyo Girls」は、2025-26 A/Wコレクションとしてのローンチが2025年7月18日(金)に予定されています。日本各地のY's店舗及び公式オンラインブティック「THE SHOP YOHJI YAMAMOTO」での販売が開始されます。特別なブックは、税込44,000円以上のお買い上げで進呈される予定ですが、数に限りがあるため、欲しい方はお早めにチェックをしてください。

Y'sは1972年に山本耀司が初めて立ち上げたブランドであり、時代を超えて自立した女性に向けた服作りという思想のもとに展開されています。ブランドのアイデンティティを受け継ぎながら、機能的で質の高いプレタポルテを提案するコレクションを体現し続けています。Y'sによる新しい視覚体験をお楽しみください。


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