椎茸染料を活用したサステナブルなTシャツが登場
最近、ホクト株式会社と一般社団法人Es、株式会社アーバンリサーチが手を組み、サステナビリティを強く意識した新しいファッションアイテムを発表しました。これは、ホクトが栽培する一番採り生どんこ®︎の加工過程で発生する茶色い液体を染料として活用したTシャツのリリースです。
斬新な発想が生んだ新商品
ホクト株式会社は長野県を拠点にする企業で、主に椎茸を育てています。そこで生まれた茶色い液体は、これまでも作業着に付着し、洗濯しても落ちない特性がありました。この特性に目をつけ、Esとの共同開発により「椎茸カラー」としての染料化が実現しました。今回のTシャツはこの椎茸染料を使った初の試みということで、多くの期待が寄せられています。
THE GOODLAND MARKETの理念
アーバンリサーチのブランド「THE GOODLAND MARKET」は、人や環境に優しい循環型ファッションライフスタイルを提案することを目指しています。今回の椎茸染料を採用したTシャツは、その理念を具現化した製品で、持続可能なファッションへのコミットメントを強化します。
商品の魅力
Tシャツは全体の10%にオーガニックコットンを使用し、大阪や日本に関連した言葉もプリントされています。特に注目すべきは、職人による手作業のムラ染が施されている点です。ホクトの椎茸染料を用いたこの手法により、個体ごとに異なる色合いの美しさが楽しめます。
さらに、パッケージにはホクトの「きのこ組」のシールが付いており、これがコラボレーションの印となります。このように、単なるTシャツが環境への配慮を至る所に反映したアイテムになっています。
他の自然由来の染料とのコラボレーション
このTシャツの販売に合わせて、ウーロンやよもぎ、栗の残さを利用した染料を使用した商品も同時発売されます。これにより、さらに多彩な色合いのムラ染めTシャツが登場し、選ぶ楽しさも増しています。
発売情報と価格
この新作Tシャツは税込み7,700円で、2025年9月5日金曜日に日本で発売となります。販売店舗は大阪市のURBAN RESEARCH EXPO2025 STOREです。
環境への配慮とファッションの未来
「故郷の自然とともに生きる」をテーマにしたこの商品は、ファッションの次なる未来を示しています。持続可能性が求められる現代において、消費者がこのようなアイテムを選ぶことは、環境への配慮を示すことにもつながります。
アーバンリサーチ、ホクト、そしてEsのそれぞれの持つ強みを生かし、サステナブルなファッションが広がることを楽しみにしたいですね。現代のファッション業界に新たな風を吹き込むこのプロジェクトに、ぜひともご注目ください。