香りで平尾台を体験
2025-11-28 13:27:03

平尾台の魅力を香りで感じる ルームフレグランスプロジェクト

香りで平尾台を感じる新たな試み



福岡県北九州市に広がる平尾台は、日本三大カルスト台地の一つとして、その美しい風景と悠久の歴史を誇ります。そんな平尾台の新しい魅力を「香り」で感じるプロジェクトが始まりました。その名も、平尾台魅力発信プロジェクト「羊礁香景(ようしょうこうけい)」です。この取り組みでは、平尾台の風景やそこで流れる時間を2種類のルームフレグランスとして表現し、人々に平尾台の魅力を再認識してもらうことを目指しています。

プロジェクトの背景



平尾台は約三億年前に形成されたカルスト地形。この土地には、風と共に心を開放してくれる草原や、静かな佇まいの石灰岩が点在しています。「羊礁香景」プロジェクトは、こうした自然の美しさを香りで届け、来訪者の心に深い印象を与えることを目指しています。また、香りが記憶や感情を呼び覚ます力を持っていることにも注目し、香りを通じて平尾台の美しい瞬間を思い出していただきたいという願いが込められています。

ルームフレグランスの開発



このルームフレグランスを手掛けたのは、北九州市出身の香りデザイナー、氷室美里氏。彼女はパリのコンペティションで最優秀賞を受賞した経歴を持つ実力派の調香師です。氷室氏は、香りと記憶の関係を深く意識しながら、香りづくりに取り組みました。「Piece of Earth(地球のかけら)」と「Earth Records(地球の記憶)」という二つの香りは、平尾台の自然や人々とのつながりを感じさせるものです。

1. Piece of Earth(地球のかけら)



この香りは、平尾台の広がる草原と優しい風をイメージして作られています。清々しいグレープフルーツと薄荷のトップノートから、爽やかなラベンダーとスミレの葉へと移り、深いベチバーで締めくくられる構成が特徴。まさに、日々の生活に寄り添う小さな「地球のかけら」として、心を整える香りです。

2. Earth Records(地球の記憶)



もう一つの香りは、平尾台の地層に秘められた「古い海」をテーマにしています。軽やかなマリンノートと岩肌のミネラル感が調和して、内向的で静かな空気感を作り出しています。時間の経過とともに変化する香りが、まるで地層の奥へ意識が沈んでいくような体験を提供します。

デザインと付属品



香りだけでなく、その形も平尾台の魅力を反映させる意匠が施されています。ディフューザーには、石灰石を使用。出土する際に残った石灰石を活用することで、香りを届けるだけでなく、地域資源を尊重したデザインとなっています。また、それを置くのは美濃焼の豆皿。平尾台の草原を意識したグリーンと、古代の海を表現したグレーが美しく融合しています。

モニターツアーの開催



2025年11月2日には、平尾台の自然を感じながらフレグランスを楽しむモニターツアーが開催されました。参加者たちは、平尾台の魅力について学び、地産食材を使った特別ランチを楽しみました。このツアーを通じて、平尾台の持つ可能性について多くの意見が寄せられ、地域の魅力発信に向けた一歩を刻むことができました。

参加者から寄せられた感想


多くの参加者が、平尾台の自然と人々のつながりの重要性を実感しました。彼らは、魅力ある地域の発信力を高めることが持続可能な未来を育む一助になると感じたようです。

最後に



平尾台の魅力を香りを通じて体感するプロジェクト「羊礁香景」は、一人一人の思い出と結びつきながら、平尾台の緑あふれる自然や悠久の時間を取り戻させてくれる素敵な取り組みです。香りを通じて、平尾台を訪れるすべての人々が新たな発見と感動を得られることを願っています。ぜひ、この香りのフレグランスを手に取って、平尾台のひとときを感じてみてください。


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