第55回食品産業技術功労賞、未来への一歩を評価する受賞企業の紹介
2023年11月12日、上野精養軒にて開催された第55回食品産業技術功労賞の表彰式では、36件の優れた商品やサービスが評価されました。この表彰は食品産業新聞社が1971年から続けているもので、今年は特に健康や環境問題への配慮、持続可能な社会づくりに寄与する取り組みが目立ちました。
受賞者は、独自の技術を用いたヒット商品や新たなサービスを展開している企業や団体で、5つの部門にわたり選出されています。受賞商品には、アルコール飲料や植物性ミルク、進化する冷凍食品といった、健康を重視した食材が多く含まれています。
受賞商品とその特長
受賞項目は以下のように多彩です。
商品・技術部門
1.
アサヒビール(株)/アサヒ ザ・ビタリスト
爽やかな香りと苦味が特徴のビールで、特に大人をターゲットにした新しいビール体験を提供。
2.
味の素冷凍食品(株)/おべんとPON
自然解凍が可能なスティック形状の冷凍食品。プラスチック使用量を大幅に削減。
3.
カゴメ(株)/アーモンド・ブリーズ
日本市場向けにアーモンドミルクの新たな需要を創出。健康志向にマッチした商品です。
その他にも、多くの受賞商品が消費者の生活を豊かにする工夫が施されています。特に、健康に寄与する商品が多く選ばれたことが印象的です。
サステナビリティ部門
この部門でも賞を受賞した企業は、環境への配慮や持続可能な商品作りに取り組んでいます。例えば、味の素AGFの「ブレンディ」マイボトルスティックは、可搬性が高く、エコライフを応援する新しい飲料提案をしています。また、ケンコーマヨネーズのFDF Plusシリーズは賞味期限を延ばすことで食品ロス削減に寄与しています。
SMTS2026でのシ showcasing
これらの受賞商品やテーマは、2026年2月18日から20日に幕張メッセで開催される「第60回スーパーマーケット・トレードショー2026」にて展示される予定です。このイベントでは、健康や環境に配慮した商品が集まり、ブースに訪れる方々に新しい食品の可能性を提供します。
最後に
第55回食品産業技術功労賞では、受賞者の皆様が挑戦する姿勢とイノベーションが光りました。業界の未来を支えるこれらの企業や商品から、私たちも多くのインスピレーションを得られることでしょう。今後の食品産業の発展が楽しみです。