新たな業務用IH炊飯ジャーの登場
象印マホービン株式会社と鈴茂器工株式会社のコラボレーションによる業務用IH炊飯ジャー「NW-QSZ18A」が、2026年4月1日から発売されることが決まりました。この製品は、飲食店が抱える様々な課題に対して最適な解決策を提供するために開発されました。
共同開発の背景
飲食業界では「美味しいご飯を安定的に提供したい」というニーズが高まっていますが、炊飯作業における水量のばらつきが品質の安定性を損なう要因の一つです。象印マホービンの先進的な炊飯技術と、鈴茂器工の食品加工機械の専門知識を融合させることで、新たな解決策が生まれました。
この業務用IH炊飯ジャーは、炊飯技術と合わせた、水量補正機能を搭載。水量が誤って設定された場合でもリアルタイムで調整し、誰が使っても常に美味しいご飯が炊き上がります。また、釜内の温度センサー技術によって炊飯時間の短縮も実現しました。
飲食業界が直面する課題
特に最近、観光客の増加に伴う「寿司」ブームが到来しています。寿司を提供したい飲食店も多いものの、酢飯の作成には手間がかかり、導入を躊躇する声が聞かれます。この点を解決するため、新製品には「簡単酢飯コース」を搭載しました。
【簡単酢飯コース】で業務効率UP
新製品では専用の酢をあらかじめ加えて炊飯することで、炊飯と酢合わせの工程を一体化。これにより、作業の手間が軽減され、スペースを取る専用機器も不要です。この機能は飲食店が新たな顧客層を取り込む上での強力な武器となるでしょう。
商品仕様と販売について
この業務用IH炊飯ジャーは、容量が1合から1.8リットル(1升)対応。色はシンプルなブラックで、多様な店舗のインテリアにも馴染みます。希望小売価格はオープン価格で、販売は鈴茂器工が担うという流れです。
大阪・関西万博での取り組み
型破りなアプローチとして、2025年の日本国際博覧会において鈴茂器工はおにぎり専門店「ONIGIRI WOW!」にロボットを導入。これにより、常に安定して美味しいおにぎりの製造が可能になりました。このような先進的な技術も、業務用IH炊飯ジャーを支える要素の一つです。
哲学と背景
鈴茂器工の設立は1961年に遡り、米飯加工機械や食品資材の製造販売を手掛けてきました。彼らの持つ専門知識と、象印マホービンが誇る炊飯技術の融合は、今後の飲食業界に新たな可能性を広げると期待されています。
まとめ
新しい業務用IH炊飯ジャー「NW-QSZ18A」は、美味しいご飯を安定的に提供するための革新的な製品です。飲食業界における需給のバランスを取り、さらなる成長を可能にする一助となることでしょう。是非、その発表を楽しみにしていてください!