コスメのEC購買課題
2025-06-24 11:25:10

ECでのコスメ購買、新たな課題を解明した実態調査

ECでの化粧品購入に関する実態調査



コロナ禍を経て、私たちの生活に不可欠な存在となったEC(電子商取引)。化粧品業界もこの流れに乗り、ECでの購買がますます普及しています。そんな中、新たな課題が浮上してきました。ディーエムソリューションズ株式会社が500名の20~40代女性を対象に実施した「コスメ・化粧品のECでの購買課題に関する実態調査」の結果を探っていきましょう。

スキンケアがECで最も選ばれる理由


競争が激しいコスメ市場において、特にスキンケア用品が76.2%と圧倒的な支持を得ています。この人気の背景には、個々の肌に合わせてじっくり選びたいというニーズがあると考えられています。コロナ禍の影響でおうち時間が増え、情報収集から購入への流れが加速。スキンケアは、効果や使用感をしっかり自分で確認しながら購入できる点が、ECと特に相性が良いのです。

EC特有の悩み「試せない不安」


しかし、ECでの化粧品購入には「試せないことへの不安」が根強い課題です。調査結果によると、51.6%の女性がこの不安を感じており、多くのユーザーにとっては心理的なハードルです。実際にスキンケア製品は効果を実感しにくいため、使用感やテクスチャーを具体的に知りたいという思いが強いのです。この不安を解消するためには、使用者からの多くの口コミやレビューが重要視されており、58.1%もの人々がこれを信頼の材料として評価しています。

情報過多による「選択疲れ」も深刻


ENE(Electronic Retailers)の豊富な選択肢が、逆に消費者にとってのストレスとなっていることも明らかになっています。63.0%のユーザーが「選択疲れ」を経験しており、豊富な情報の中から自分に適した商品を見つけることが困難になっています。ユーザーは特に、成分や肌悩みによる絞り込み機能や、評価の良い商品の比較を求めているようです。このように、ECサイトのUI/UXの改善が重要とされています。

配送体験がリピート購買に影響


また、配送段階でも顧客満足度への影響が見逃せません。29.8%のユーザーが過剰な梱包について不満を抱いており、これが開封後のストレスとなっていることが分かりました。過剰な包装は環境への配慮が求められる時代において、消費者に対してネガティブなイメージを抱かせる要因になりかねません。適正な梱包と配慮ある配送が求められる中、ECサイトは単に商品を送るだけでなく、ユーザー体験全体を見直す必要があります。

まとめ


ECでの化粧品購入が一般化する中で、消費者のニーズは日々変わっています。本調査を通じて、リアルな声や要望を把握することが、EC運営者にとっての顧客満足度向上に直結する重要な要素であることが明らかとなりました。多角的に分析し、顧客の期待に応え人々の美をサポートしていく姿勢が、これからの化粧品業界には欠かせません。今後も「ウルロジ」が提供する実態調査とその活用法に注目していきましょう。


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