博多駅の温もりを残す『まるとめ』
博多駅の商業施設「マイング」に位置する土産店『まるとめ』は、1971年の創業以来、福岡の魅力を伝える大切な存在として親しまれてきました。このお店の特徴は、60代から70代のベテラン女性スタッフが提供する心温まる接客です。彼女たちは、効率だけを求めず、お客様との対話を楽しむことを大切にし、地域の小さなメーカーの商品について丁寧に説明します。
そんな、なんとも言えないあたたかい接客は、出張帰りのビジネスマンや地元の人々にとっての癒しとなり、博多駅の“茶の間”のような場所として愛されています。創業者から受け継がれた「人柄を大切に」という教えを守り続ける`まるとめ`は、今もその理念を胸に活動をしています。
瀬戸際に立たされた『まるとめ』
しかし、今日の`まるとめ`は未曾有の困難に直面しています。2015年、博多駅の再整備に伴い、店舗はメイン通路から外れた場所に移転せざるを得ませんでした。この移転以降、客足は徐々に減少し、特に新型コロナウイルスの影響で一層の打撃を受けました。2020年には、売上がほぼゼロという日々も続き、救いとなったのはコロナ融資でしたが、その返済が徐々に重荷となりつつあります。
高齢スタッフを守りながらの運営は日々苦しい状況を招いており、経費を削減すれば、接客の質が低下し、さらに売上が減少する悪循環に陥っています。この状況は『まるとめ』の居場所を脅かし、丁寧な接客体制の維持が極めて難しい状況につながっています。
クラウドファンディングへの挑戦
そんな中、今なぜクラウドファンディングに踏み切ったのでしょうか?それは、このプロジェクトが単なる資金調達ではなく、博多駅から「効率的でない、けれど価値あるもの」を守るための挑戦だからです。`まるとめ`は、時間をかけた対面接客という新しい価値こそが、地域に必要とされると信じています。これに応援の声が寄せられ、博多駅長の支持にもつながりました。
目指す未来
集まった資金は、お店が元の姿に戻るための手助けに使われます。まずは、ベテランスタッフがその経験を活かす場所を維持し、更に福岡の小さな作り手の商品を丁寧に伝えるための情報整備を行います。また、お客様にとって店舗を見つけやすくするために、POPの改善やアクセス向上にも取り組んでいく予定です。
クラウドファンディングの詳細
- - プロジェクト名: 博多駅で50年、福岡の“おいしいもの”を届けてきた店を残したい
- - 実施期間: 2026年4月22日〜2026年5月29日
- - 目標金額: 1,000,000円
- - 支援ページURL: こちら
店舗情報
- - 店名: まるとめ
- - 所在地: 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1(博多駅マイング内)
- - 創業: 1966年(昭和44年)
- - 特徴: 福岡・九州の銘品を厳選して扱う土産店。平均年齢64歳のベテランスタッフが活躍中。
このプロジェクトが成功すれば、`まるとめ`はさらなる挑戦の開始点となり、福岡の人々に愛され続けるお店となることでしょう。