2024年の食用油調査から見える女性の健康志向と調理実態の変化

日清オイリオが明かす、2024年の食用油選択事情

最近、健康を意識する女性たちの間で、食用油選びが変化しています。特に、日清オイリオグループ株式会社が発表した「生活科学研究レポート」によると、2024年の調査結果では、こめ油やMCTオイルの健康イメージが著しく向上したことが明らかになりました。これにより、食用油の選び方についてのトレンドが見え始めています。

健康イメージの向上

この5年間で、こめ油やMCTオイルを「体に良い」と考える人が増加しました。具体的には、こめ油が7.5ポイント上昇し、MCTオイルも同様の傾向が見られ、健康意識の高まりが伺えます。実際、2018年の調査に比べ、日本女性たちがどのように食用油を捉え直しているのか、その背景には何があるのでしょうか？

食用油の多様な使い方

調査からは、食用油の使用法にも変化が見られました。こめ油の使用が10.2ポイント増加し、一般的な食用油を非加熱調理に用いる傾向が強まっています。多様な料理に対応するため、家のキッチンではさまざまな油が使われる様相を呈しています。

調理実態の変遷

調理から得られる満足感や、実際の負担感も調査されました。調理頻度や調理時間が減少傾向にあり、多くの女性が調理に対して負担を感じています。その中でも、揚げ物調理の頻度は月2回に減少し、健康的な選択を心がけるようになってきたことがわかります。しかし、揚げ物自体に対する好意は増しており、家庭での調理のほかに中食を取り入れる姿が顕著です。

購入時の選び方

生活者は食用油を選ぶ際に、価格だけでなく味わい、容器、さらには栄養価などにも敏感になっています。「どんな料理にも合う」という特長が、購入の大きなポイントとなり、家族の好みを反映した選択が行われている模様です。調査では、こめ油やごま油は「身近な人のすすめ」で使い始めることが多いことも明らかになりました。