2025年大阪万博で初展示される未来型アクアリウムとは？

未来のアクアリウムが大阪万博に登場！

2025年9月、大阪・関西万博が開催される中、アクアリウム分野での革新をもたらす展示が注目されています。アクアリウム用品の大手、ジェックス株式会社が提案する「IoT未来水槽」がそれです。この展示は、大阪ヘルスケアパビリオンの「リボーンチャレンジ」内で行われ、IoT技術を活用した新たな水槽の形を紹介します。

IoT未来水槽とは？

「IoT未来水槽」は、従来型アクアリウムの多くの課題を解決するために開発されました。特に、大きな手間となる水槽のメンテナンスに着目。汚れの掃除や水換えが簡単に行える再生システムを導入し、さらに遠隔操作が可能なIoT機能も搭載されています。これにより、従来は難しいとされた学校や病院、高齢者施設などにおいても水槽の設置が容易になり、多くの人々に癒しを提供します。

表示サイズは幅68cm、奥行68cm、高さ39cmで水量約150L。全体サイズは幅108cm、奥行71cm、高さ146cmで水量約300Lを誇ります。さまざまなアクアリウム投影方式により、新たな楽しみ方も提供される予定です。

研究の成果と社会への貢献

ジェックス株式会社は、国立岐阜大学との共同研究を通じて、アクアリウムがもたらす癒し効果やストレスの軽減、子供たちの創造力・好奇心の育成、高齢者への刺激について研究を重ねてきました。しかし、従来は手間のかかるメンテナンスがネックになり、設置が難しい状況が続いていました。今回の未来型水槽では、そうした問題を解消し、さらには幸せな生活の実現にも寄与することを目指しています。