プロの為のラーメン学校が迎えた大きな節目
栃木県小山市に位置する株式会社兵藤製作所が運営する『プロの為のラーメン学校』は、2025年6月に第100回ファーストコースを開校しました。これまでに1016人の卒業生が誕生し、各地で有名ラーメン店を経営する人々を輩出しています。その3日間の内容を振り返ります。
第一日目:実技と経営基礎の学び
ファーストコースの初日は、ラーメン作りの実技から始まりました。参加者たちは、肉そば、煮干し肉中華、無化調鶏清湯中華そばなど多様なラーメンのスープ作りを体験。さらに、各ブランドの特徴や経営のノウハウも学ぶ貴重な機会となりました。特に、現役の繁盛店経営者からの指導があるため、初心者でもマンツーマンで手厚くサポートされ、自信を持って臨むことができます。
加えて、座学ではラーメン屋に必要な経営の基礎やマネジメント手法について学ぶ時間も設けられ、参加者たちはビジネスの観点からラーメン作りを考える重要性を実感しました。
第二日目:より深い技術と専門知識の習得
週末に続く第二日目には、さらに多様なラーメン技術を学びました。特に、キムチチャーハンや豚ニラレバなどのサイドメニューのレシピを通じて、ラーメンだけでなく、飲食店運営における全体の味のバランスも学べるのが特徴です。同日、実技講座ではメディアでも話題の人気店経営者がゲスト講師として参加し、異なるラーメンのスタイルを学ぶ機会が佳境に入ります。また、座学の内容は「圧力寸胴の世界」や「ラーメンの基礎」といった具体的なテーマに即したものとなり、参加者が自身のラーメンのビジョンを具体化する手助けをしました。
第三日目:卒業制作での集大成
いよいよ最終日。卒業制作により、参加者は自分のラーメン案を実現する段階へ進みます。ここでは、生徒それぞれが持ってきた独自のアイディアが試作され、講師のアドバイスを受けながら完成度を高めていきます。すばらしい発想が次々に飛び出し、講師たちも太鼓判を押すシーンが見られました。
また、デザインに関する最終講義も行われ、開業を視野に入れた具体的なノウハウが大いに学ばれます。集客に繋がるデザイン戦略の重要性についても学び、実践的な知識を得ることができました。
卒業生の声:学びの深さと実践への決意
卒業生たちはこの短期間で、レシピだけでなく、運営やマーケティングの視点をも深められる貴重な経験ができたと語っています。未経験の卒業生は、自信を持ってラーメン店の開業を目指し、経験者は更なる技術向上を目指す意欲を持ち帰りました。
世界へ広がるラーメン文化
『プロの為のラーメン学校』は今後、アメリカや中国に加えインド、シドニー、スペインでも新たな開校を計画しています。ラーメンの国際的な評価が高まる中、彼らの取り組みは日本のラーメン文化を世界へ広げる重要な役割を果たしています。
これからも卒業生たちの成功をサポートし、ますます進化するラーメン学校の活動から目が離せません!