広島の老舗喫茶「甘党はち乃木」が冬のたい焼きを新たな定番に提案

広島の甘党はち乃木が提案する冬のたい焼き

広島市民に愛され続けている老舗の喫茶「甘党はち乃木」が、冬の新しい定番「たい焼き」を提案します。創業から150年以上の歴史を持つ同店は、長年地元の人々に親しまれてきた存在です。2025年9月30日から10月6日まで、そごう広島での催事に出店し、「冬のたい焼き」を初披露。これは新たな挑戦で、老舗の喫茶文化を次の世代へと引き継いでいくための第一歩となります。

甘党はち乃木の歴史と喫茶文化

「甘党はち乃木」は、創業が明治37年に遡ります。当初は和菓子の製造からスタートし、その後、昭和33年に喫茶店として広島の中央通りに根付いていきました。このお店は、「夏はかき氷」「冬は鍋焼きうどん」といった季節の味を提供し、時代の変遷を経ながらも地域に密着した甘味を提供し続けています。でも、長年愛され続けた「鍋焼きうどん」に代わる、新たな冬の風物詩を提案するのが、今回の「冬はたい焼き」です。

冬の定番、新たなスタート

おばあちゃんの時代から続く「冬の定番」として、広島市民は鍋焼きうどんに愛着を持っています。しかし、甘党はち乃木の提案する「たい焼き」は、新しい魅力を持つスイーツとして注目されています。このたい焼きは、もっちりとした生地と、上品な甘さのあんこが絶妙に組み合わさった一品。記憶に残る味わいを通じて、世代間のつながりも深めていきたいと考えています。

プロジェクトの支援体制

今回のプロジェクトは、三者による支援体制のもとで進められています。

- ブランド戦略: 株式会社逆光

彼らは老舗の歴史を尊重しつつ、現代の価値を再設計する挑戦をしています。「喫茶文化の未来」をテーマに、甘党はち乃木が持つ素晴らしい伝統を現代の中でどう生かすかを考えています。

- デザイン: THNKFORME株式会社

ここでは、特別なデザインのシールを既存の袋に加える提案を行い、贈り物としても喜ばれるようなビジュアルを創出しました。シンプルでありながら「甘党はち乃木」の魅力を引き立てるデザインは、多くの人々に愛されることでしょう。

- 伝統と実行: 有限会社カクマル堂

この会社が誇る100年以上の歴史を背負い、新しい「冬の顔」となるたい焼きを自らの手で届ける任務を果たしています。

催事イベントの詳細

そごう広島で行われる催事の詳細は以下の通りです。

- 出店期間: 2025年9月30日（火）～10月6日（月）
- 場所: そごう広島地下1階〈特別販売会〉特設コーナー
- 営業時間: そごう広島店の営業時間に準じます。
- 販売商品: 対焼き、その他甘党はち乃木のスイーツ

未来への展望

今回の催事は、新たな挑戦のスタートに過ぎません。また、来年には新商品や新パッケージの開発も進める予定です。「甘党はち乃木」「株式会社逆光」「THNKFORME株式会社」の三者による協力で、喫茶文化を広島から全国へと広めていく予定です。

代表者からのメッセージ

「甘党はち乃木」の代表取締役、奥村大祐氏は次のようにコメントしています。「祖父母の代から受け継がれたこの店を、新しい世代にも愛される場所に育てていきたいと思ってます。特に“あんこ”にこだわり、冬の新定番として、たい焼きを通じて新たな喫茶文化を伝えられれば幸いです」と述べています。

デザイン担当の倉田美幸氏は「日常に寄り添いながらも特別感を感じられるデザインが重要だと考えました」と語り、新しい「冬のたい焼き」への期待を寄せています。

最後に、株式会社逆光の佐々木勇氏は「文化は作るものではなく、綴るものです。この挑戦が甘党はち乃木の物語を新たにするきっかけになれば」と話し、今後の展望に思いを寄せています。