最近、全国各地でクマの目撃情報が多くなっています。このような背景から、株式会社ファミリーマートは全国の店舗におけるクマ対策ガイドラインを策定し、お客さまや店舗従業員の安全を最優先に考えた行動を徹底することをお知らせしました。ガイドラインの内容は実に詳細で、事前準備や出没情報の入手に関する具体的な手順が示されています。
1. 事前準備の徹底
まず重要なのは、事前の準備です。店舗のクリンネスを維持するために、ゴミ箱や駐車場に食べかすや飲料の液垂れがない状態を保つことが求められています。また、廃棄商品の保管を事務所内にすることで出没のリスクを減少させることができます。ただし、店舗の清掃状況を正確に把握するため、自治体の連絡先を確認し、事務所内で周知徹底を図ることも非常に重要です。
2. 近隣で出没情報を入手した際の行動
次に、近隣でクマの出没情報が入手できた場合の行動があります。この場合には、すぐに屋外での作業を中止し、パトロールを行いながらお客さまを店内や車内へ避難するよう誘導することとなっています。また、自動ドアの電源を切り、状況に応じて施錠することも忘れてはいけません。
3. 直接目視できる距離での出没時
もしクマが直接目視できる距離に現れた場合、周囲には速やかに避難を指示し、事務所や飲料用冷蔵庫に逃げ込むことが推奨されます。この際も、自動ドアを閉めておくことで、店舗内の安全が保たれます。加えて、速やかに警察へ通報を行うことが求められます。
4. 営業再開の判断
最後に、営業の再開については、警察や自治体からの広報を待ち、クマが立ち去り安全が確認された上で、通常営業を再開することとなります。ファミリーマートでは、このガイドラインに基づき、全てのお客さまや店舗従業員の安全確保を最優先にし、店舗の運営に努めてまいります。
ファミリーマートは、全国1万店以上に設置されたデジタルサイネージ「FamilyMartVision」を通じて、2025年から出没情報に関するメッセージの配信も行う予定です。さらに、ファムアプリ「ファミペイ」のトップページにもメッセージを掲載し、注意喚起を図る方針です。お客様や従業員が安心して店舗をご利用できる環境作りが進められているのです。
これにより、ファミリーマートは地域社会における安全確保と安心なサービス提供をより一層強化していくことを目指しています。