捨てない地域づくり
2026-06-03 11:03:14

地域の未利用資源を活かしたお亀堂の和菓子プロジェクト

地域に根ざしたサステナブルな和菓子作り



愛知県東三河で75年以上、和菓子作りを続けている株式会社お亀堂。6月16日の「和菓子の日」に合わせて、彼らが発表したのは地域資源を活用した新たな和菓子プロジェクトです。このプロジェクトは、廃棄される運命にある規格外野菜や傷ついた果実をおいしい和菓子へと変えることを目指しています。.

農家の声に耳を傾け



東三河は、日本屈指の農業エリアでありながら、大量の農産物が流通せずに廃棄されています。生産者から「形が悪いだけで市場に出せない」といった声を受け、お亀堂は「和菓子ならこの素材を活かせるのでは」と考えました。和菓子はその特性ゆえに、素材の形を選ばず、職人の技術で個性を生かした商品へと変身させることができます。たとえば、規格外のサツマイモを使用した「鬼まんじゅう」は、昔ながらの郷土菓子として新たな人気を集めています。.

素材の魅力を引き出す商品開発



お亀堂は地域農産物を活用した数々の和菓子を開発してきました。傷入りイチジクを使った「イチジクガレット」や、流通しにくい小粒イチゴを丸ごと包んだ「生イチゴミルクごろごろ爆弾大福」など、どれも素材の個性を生かした商品です。これらは廃棄されるはずだったものが、地域ならではの特別な和菓子に生まれ変わった証拠です。.

奇跡のタレを使用した新商品



2024年春には、地元の老舗佃煮店との共同開発による特製みたらし団子も登場予定です。この商品は、通常なら廃棄される佃煮製造の際に生まれる旨味調味液を使用したもので、昆布や醤油の深い旨味が特徴です。このように、地域の企業とのコラボレーションを通じて、新しい価値を生み出しています。.

地域活性化の理念



お亀堂の活動は単なる商品開発にとどまりません。「地域の資源を活かしきる社会」を築くという理念を掲げています。職人の知恵と技で季節ごとの素材を無駄なく使うことは、サステナブルな食文化の実現にもつながります。保存料や殺菌剤に頼らない、素材本来の美味しさを引き出す和菓子作りを続けており、地域全体で「もったいない」を減らす意義も伝えています。.

和菓子の日に寄せて



6月16日は「和菓子の日」であり、平安時代からの似たような儀式が由来とされています。お亀堂はこの特別な日を通じて、地域の資源を次世代に繋ぐことを意識し、新しい命を吹き込むことに努めています。これからも地域企業同士の協力で新しい価値を創出し、和菓子を通じて地域に笑顔を届けていくことを目指しています。受け継がれる伝統と、革新の心で、地域の未来を照らすお亀堂の挑戦は、今後も続きます。.

さらに詳しい情報は、お亀堂の公式ウェブサイトをご覧ください。


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