吉見丸が全国牡蠣-1グランプリ2025で最高金賞を受賞
2025年3月22日、佐賀県唐津市に位置する吉見丸が、豊洲市場で開催された「全国牡蠣-1グランプリ2025」において、マガキ(シングルシード方式・生食部門)で最高金賞に輝きました。この快挙は、全国の牡蠣生産者が集う中での特別な出来事で、記念に志村けんさんのコスチュームを羽織った代表の吉田善史さんは、自身の喜びを表現しました。
昨年度とは違った味わいの牡蠣の秘密
この大会は、一般社団法人全国牡蠣協議会が主催しており、一流の審査員たちが全国の牡蠣の品質を見極める重要なイベントです。吉見丸が受賞したのは、丁寧な養殖とこだわり抜いた日々の管理が評価されたからこそ。シングルシード方式という特殊な養殖法のもと、牡蠣が最も美味しくなる条件を整えて育てているのです。
受賞直後からは各地の飲食店や小売店、そして一般のお客様からの注文が殺到。吉田さんも、「日本一の牡蠣を食べてみたい」との声に嬉しさを滲ませ、「もっと多くの方に味わっていただきたい」と話しています。
牡蠣育成への真摯な姿勢
吉見丸がシングルシード方式の養殖に本格的に取り掛かったのは、2023年からであり、唐津で牡蠣を育て始めた1995年からの大きな転機と位置づけられています。少人数のチームで一つひとつのバスケットを大切に管理し、牡蠣が成長する環境を常に見守っています。吉田さんは、「牡蠣は手間をかけた分だけ応えてくれる」と述べ、日々心を込めて育てている様子を語ります。また、息子の綺斗さんとも共に作業をする姿には、家族の絆が感じられます。
九州全域とのつながり
吉見丸は、九州地方の若手生産者との訪問や情報交換を通じて、技術やノウハウの向上にも努めています。今回の受賞も、そうした仲間たちとのネットワークによって実現した成果であり、互いに支え合う姿勢が大切です。日本の誇る美味しい牡蠣を作るために、地域全体でのコラボレーションが実を結んでいます。
今後の展望
今回の特別な受賞を単なる結果として捉えるのではなく、次の一歩を踏み出す機会と考えています。生産体制の強化や新しい販路の開拓を進めることで、吉見丸の牡蠣を国内外に広めていく計画です。将来的には海外への輸出も視野に入れ、世界に「吉見丸の牡蠣」を届けることを目標にしています。
こだわりの牡蠣ブランド「綺(Aya)」の誕生
今回の大会では、多くの牡蠣が競技に出されており、全ての生産者の情熱が感じられました。吉見丸の牡蠣ブランドの名前「綺(Aya)」には特別な思いが込められており、家族の名前にも使われています。今後も、美味しさと豊かな海の恵みを多くの人々に届けるため、一層の努力を続けていくことでしょう。
お問い合わせ先
* 吉見丸(担当:吉田善史)
TEL: 090-8916-2011
FAX: 0955-73-2411
Email: karatsunkaki4430@yahoo.co.jp
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