香りの世界に触れる機会を提供
2025年9月20日、北海道庁主催の「リケジョのキャリアスタートアップ~女性技術者たちのために~」において、株式会社ナチュラルアイランドが開催した「香りのワークショップ」が大きな反響を呼びました。このワークショップは、理工系分野に関心を持つ中高生に対し、香りをテーマに科学や職業の多様性を学んでもらう目的で実施されました。
イベントの概要と目的
本イベントは、北海道庁が企画したキャリア支援イベントの一環で、中学1年から高校3年までの生徒を対象に、理工系分野の進学や就職に関する理解を深めるものです。この日の会場には27名の生徒が集まり、理工系の現状や課題についての解説や、企業で働く女性技術者によるトークセッションが行われました。ナチュラルアイランドは、理工系の魅力的な職業である調香師の仕事を体験してもらうために、特別ワークショップを準備しました。
独自の香りを作成するワークショップ
ワークショップでは、まず「におい」と「かおり」の違い、香りが私たちの脳や感情に与える影響について学びます。香りは、愛情や安心感をもたらす「感情のスイッチ」としても機能します。
参加者は、以下のプロセスを経て、自分だけのオリジナルアロマミストを作成しました:
1.
香りの選定:オレンジ、ラベンダー、ヒノキ、和ハッカなど10種類の香りから、自分の直感で気に入った香りを選びます。
2.
調合:ピペットを使い、選んだ香りを細心の注意を払ってブレンド。個性豊かな香りを組み合わせ、一つの作品に仕上げます。
3.
アロマミストの完成:香りに水を加え、オリジナルのラベルを貼って、自分だけのアロマミストが完成しました。
生徒たちは講師が話す内容に熱心に耳を傾けながら、真剣に香りの組み合わせを考えて試行錯誤し、ワークショップを楽しんでいました。彼女たちの表情からは、香り作りへの高い関心が伺えます。
参加者からの感想
ワークショップの講師であるナチュラルアイランドのスタッフは、参加者やその保護者がこのブランドやフラッグシップ施設・ナチュの森について知っていたことに喜びを感じたと語っています。「香り」は身近なテーマであるため、みなさんの関心を引きやすく、ピペットの扱いもスムーズでした。これを通じて、理工系の分野においても「香り」が素晴らしいキャリアの一部であることを感じてもらえたなら幸いですと述べています。
未来への展望
ナチュラルアイランドは、香りをテーマとした体験型授業を通じて、未来を担う若者たちのキャリア形成を応援する取り組みを続けていく考えです。参加者の中から新たなリケジョが誕生することを期待しています。
会社概要
株式会社ナチュラルアイランドは、北海道の自然から得られる素材を活かしたスキンケア商品を製造・販売しています。香りに関してもフラッグシップ施設「ナチュの森」での教育活動や商品開発に注力しており、北海道産の原料にこだわった製品を展開しています。自社の研究薬香草園では、働く人々と協力しながら、有機栽培されたハーブの生産にも取り組んでいます。
このような取り組みを通じて、ナチュラルアイランドは、香りを通じてすべての人々に豊かな体験を提供していきたいと考えています。