古着業界に新たな風!3peaceとCLASS1が業務提携を発表
日本の古着業界において、注目のニュースが飛び込んできました。関東を拠点とする古着小売店『古着屋3peace』と、関西の古着卸業者である『古着卸CLASS1』が業務提携を結んだのです。この両者の協力により、古着市場に革新がもたらされることが期待されています。
3peaceの成長と特徴
『古着屋3peace』は2017年に設立されました。SNSを駆使したプロモーションと、特にZ世代向けの戦略により急成長を遂げたブランドです。その結果、わずか2年で15店舗を展開し、多くのファンを獲得しました。また、ユニークな陳列や商品ラインナップにより、お客様の支持を集めました。しかし、店舗の急増に伴い、在庫管理や仕入れの課題も浮上していました。
CLASS1の強みと特徴
一方で『古着卸CLASS1』は、全国に40店舗以上の無人古着店を運営。新しい試みで業界に参入したばかりですが、急速に成長を遂げています。彼らの滋賀倉庫は日本の古着業界でも有数の規模を誇り、毎月大量の古着を集積しています。これにより、全国の古着店への在庫供給をスムーズに行っていますが、販売ノウハウの蓄積には苦労していました。
新たな供給モデルの実現
今回の業務提携により、3peaceの商品をCLASS1の倉庫から直接出荷することが決定しました。これは単に仕入先が変わるだけではなく、現場のニーズをリアルタイムで反映した商品供給が可能になります。3peaceからのデータをもとに、CLASS1が商品を調整し、全国展開を図る新たなモデルが生まれるのです。
在庫の流動化と商品配置の最適化
この提携により、両社は物流の効率化を図ります。3peaceは人手を減らし、その分売上に集中できる体制が整い、一方でCLASS1は消費者の需要の変化に迅速に対応することが可能になります。これにより、古着業界全体の効率が向上し、ロスを減らすことが期待されます。
古着の新時代へ
昨今、古着はただの趣味やカルチャーではなく、Z世代・α世代にとって環境に優しく、ファッショナブルな選択肢として注目されています。この流れに乗り、3peaceとCLASS1の提携が古着業界の新たな基準を作る契機となるでしょう。
代表者のコメント
3peaceの加藤氏は、「CLASS1の倉庫を訪れた際、その物量に驚かされた。業務提携により、より多くの人に良い商品を届けられると確信しています。」と語ります。また、CLASS1の佐々木氏は「好きだけで続けられる古着屋は難しいが、我々はビジネスの仕組みを提供することで、業界の新しい基準を生み出せると信じています。」と述べています。
まとめ
この提携は、古着に情熱を持つすべての人々に新たな希望をもたらすものとなります。古着屋が持つ機会を最大限に活用し、次世代へと引き継がれる古着文化を築いていくことが期待されます。次の古着の時代が到来することを心から願っています。