舘鼻則孝の個展
2025-10-20 09:40:14

舘鼻則孝の個展「Obsession」:心の奥に迫る作品の数々

舘鼻則孝の個展「Obsession」 - KOSAKU KANECHIKAでの心の旅



2025年10月11日(土)から11月22日(土)まで、京橋のギャラリーKOSAKU KANECHIKAにて、アーティスト舘鼻則孝の新作個展「Obsession」が開催されます。本展は、彼の創作活動の核心に迫る個人的な視点からの作品群を紹介しています。

展覧会のテーマ


「Obsession」では、舘鼻が自身の手で描き上げたオリジナルの肉筆画が展示されます。長年の作家活動を経た彼は、大学卒業以来の15年間の歩みを振り返り、よりプリミティブな美術との向き合い方を再考する機会としてこの個展を位置付けています。従来の工房での組織的な制作スタイルとは対照的に、内面的な表現や個人的な記憶に向き合った作品が、多くの観覧者に新たな感動を与えることでしょう。

舘鼻則孝の語る創作の意義


展覧会に際して舘鼻は、「私の活動は、思った以上に広がりを持ち、大きな社会的意義を帯びるようになった。しかし、同時に私自身の美意識を見失うこともあった。」と語っています。彼にとって、手を動かして作品を創り上げることは心の安定を保つ唯一の方法であり、描き出された線や色彩には思考や感情の複雑な揺らぎが表れています。描くこと自体が過去と現在、内面と外界との対話であり、深い記憶や感覚を可視化する行為でもあるのです。

展示される作品たち


本展には多彩な作品が揃っており、特に注目は自画像やパートナーを描いた肖像画です。「Portrait (Blue Period)」は、記憶に残る誕生日の写真を参考にし、青に染まった独特な世界を表現しています。この作品は、パブロ・ピカソの「青の時代」を想起させるもので、彼女の穏やかな表情や過去の時間を映し出しています。次に、自画像「Self-Portrait」は、舘鼻が過去に描いた自画像から続く新たなビジョンを示しています。これらの作品を介し、彼自身の内的な探求や人との関わりが観る人に伝わります。

「Mother and Child」では、ルネサンス期の宗教画からインスパイアを受けており、日常の瞬間に著名な作品の要素を融合させています。特に、撮影者が舘鼻であることを考慮すると、彼自身の視点がより明確になります。

立体と描写の新たな展開


さらに、彼が手がけた彫刻と絵画の囊括が見られる「Falling Camellia」は、動的な表現で時間の流れを捉えており、本展では静と動の対比が際立つ展示構成となっています。日常の何気ない瞬間の美しさを新たに発見させてくれる作品たちがもたらす感動は計り知れません。

参加情報


「Obsession」展は入場無料、ぜひこの機会に舘鼻則孝のアートの世界に没頭し、彼の内面的な旅を体験してください。場所はKOSAKU KANECHIKA(東京都中央区京橋1-7-1、TODAビル3F)。アートを介した豊かな対話をお楽しみください。


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