就労者の食事質
2026-05-19 14:19:35

就労者の食事質が低下?栄養素充足スコアの実態とは

就労者の栄養状態と食事の質



フジッコ株式会社が滋賀県立大学との共同研究を通じて、就労者と非就労者の栄養素充足スコアについて新たな知見を発表しました。この調査は、約3,520人の成人を対象に行われ、就労状況と食事の質の関係を明らかにしました。ここでは、調査結果の背景、内容、意義について詳しく探ります。

研究の背景


近年、共働き世帯の増加が進んでおり、就労者の食生活と健康状態の関連が注目されています。働くことによる時間の制約やストレスから、食事の質が低下しやすいことが懸念されます。日本の伝統的な和食は栄養バランスに優れていますが、就労による生活スタイルの変化は、副菜の摂取不足を引き起こしていると指摘されています。このような背景から、就労状態が成人の食事や栄養摂取状況に与える影響を調査する必要があります。

滋賀県の健康・栄養調査データは、年齢や性別が全国平均に近く、都市部と農村部の両方から得られているため、非常に有用です。本研究では、これらのデータを用いて就労者と非就労者の栄養素の摂取状況を比較し、具体的な食事支援の方向性を明らかにすることを目的としました。

調査の方法


本研究は、滋賀県民を対象に行われた大規模な健康調査「滋賀の健康・栄養マップ」のデータを基にしています。調査は5年ごとに実施され、今回は20歳から64歳の約3,520人が対象となりました。男女別に就労群と非就労群を比較し、栄養素充足スコアに基づく食事の質や食品群別の摂取量、栄養素の摂取量を評価しました。

研究成果


調査の結果、男女ともに就労者の栄養素充足スコアは非就労者よりも有意に低いことが確認されました。また、食品群別の摂取量では、就労者は肉類の摂取が多い一方で、男性は野菜類、女性は豆類や果実の摂取が少ない傾向が見られました。栄養素充足スコアは、主に穀類や油脂類を多く摂取することで低下し、逆に野菜類や豆類など副菜に該当する食品の摂取が多いほどスコアが高くなることが分かりました。これにより、就労者は副菜系食品の摂取不足が食事の質に悪影響を与えていることが示唆されました。これを受けて、就労者への副菜摂取支援が食事の質向上に寄与する可能性があるとされています。

研究の意義と今後の展望


フジッコはこれまで、豆類や海藻類を通じた和食の価値を提案し、食事の質向上に貢献してきました。本研究の結果は、忙しい就労者にとって「手軽に取り入れられる副菜」の提供が、全体の食事の質を向上させることを示しています。今後は、就労者の生活スタイルに合わせた食提案や製品開発を推進し、副菜摂取が健康に与える影響の研究を継続していく予定です。私たちの目標は、すべての人々が健康的な食生活を送れる社会の実現です。

学会発表概要


本研究は、2026年5月15日から17日まで開催される第80回日本栄養・食糧学会大会にて発表される予定です。今後もこのテーマに関して、さらなる研究が期待されます。

フジッコ株式会社のホームページはこちらで確認できます。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: フジッコ 滋賀県 就労者

トピックス(美容)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。