ボレー・セイフティがメガネスーパーと提携！度付き保護メガネを国内展開

ボレー・セイフティがメガネスーパーと提携

ボレー・ブランズ・ジャパン株式会社は、視力補正を考慮した保護メガネブランド「ボレー・セイフティ」を展開しており、2025年4月から国内唯一の欧州産業規格（EN166）認証を取得した度付き保護メガネの販売を開始することを発表しました。これは、株式会社ビジョナリーホールディングスが運営するメガネスーパーとの提携により実現したものです。

近視問題と作業現場の現状

近年のデジタル化の進展により、近視人口の増加が深刻化しています。日本国内では約4,000万人、すなわち3人に1人が近視であると推定されています。国際近視研究所の報告によれば、2050年には世界の人口の半分が近視になる可能性が高いとされています。このような状況下で、特に作業現場では以下のような課題が顕在化しています。

課題1：二重着用による問題

視力矯正用眼鏡を使用する人が保護メガネを重ねて装着することが一般的で、この方法（OTG: Over The Glass）は曇りやすいという問題がありました。これが視界不良を引き起こし、作業ミスや事故のリスクを高めています。

課題2：基準の不在

日本では度付き保護メガネに関する明確な基準がなく、コストを重視した低品質な製品の使用が目の怪我や事故につながることも懸念されています。

ボレー・セイフティの提案

これらの課題に対処すべく、ボレー・セイフティは超防曇・耐傷のプラチナコーティングを施し、EN166規格の認証を取得した度付き保護メガネを開発しました。この製品を全国320店舗のメガネスーパーで提供し、地方でも手に入れられるようにフィッティング体制を強化します。

また、移動式店舗を活用して企業や工場にも出向き、視力測定を行うことにより、より多くのユーザーが利便性よく度付き保護メガネを入手できる環境を整えることを目指します。