新しい視点で多様性を捉える
5月29日に発売されるFRaU SDGs MOOKの最新号は、今話題の「生物多様性」と「ダイバーシティ」をテーマにしています。これまで別々の文脈で語られることが多かったこの二つですが、本号では両者が交錯し合いながら、相互に影響し合う関係性を探求しています。
表紙を飾る長澤まさみの多様性
表紙を飾るのは女優の長澤まさみ。カラフルなニットストールを身に着けて、彼女自身のファッションでも多様性を表現しています。何気ない日常の中で自身の個性を大切にする姿勢が、多様性の大切さを物語っています。彼女のグラビアは巻頭特集にもなっており、明るく多彩な世界を感じさせます。
自給自足の山暮らしを学ぶ
特集の一環として、山での自給自足の生活を体験している俳優の東出昌大に密着しました。彼は都市の便利さから離れ、自然の中での暮らしの中で生まれる新たな食の楽しさを語ります。例えば、「山の中では、春に山菜や、夏には川魚が捕れ、秋にはキノコが採れる」と言います。自然の恵みを大切にし、自らの手で調理することで、真の「美味しさ」を知った彼が、どのように環境意識を持つようになったかが伺えます。
多様性を受け入れる社会に触れる見上愛
もう一つの注目は、連載「未来を考える人。」で紹介される見上愛。彼女は昨年アイスランドを訪れ、多様性を受け入れる社会の姿や、美しい自然を目の当たりにし、その重要性を強く感じたそうです。「アイスランドではLGBTQ+が尊重され、普段の生活に自然に溶け込んでいる」と彼女は述べています。実際に彼女が経験したことで、自分自身の理解が深まったことを明かしています。
ヘラルボニーの新たな挑戦
また、特集では「障害とアート」というテーマに挑むヘラルボニーの取り組みにも焦点を当てています。福祉施設で活動するアーティストたちと共に新たなアートの可能性を探るこのプロジェクトは、国内外から注目を浴びています。彼らは、社内の障害者福祉の枠を超えて、幅広いアートの可能性を切り開いています。
10ページにわたる特集では、ヘラルボニーの信念や、今後のビジョンも詳しくお届け。障害者アートの新たな価値観を創出していく彼らの姿勢は、多様性をどのように社会に浸透させていくのか、非常に興味深い内容となっています。
読む価値のある一冊
この特集を通じて、多様性とは何か、またそれがなぜ重要なのかをしっかりと理解できる一冊が完成しました。「自分ごと」として多様性を考え直す機会を提供しています。興味のある方はぜひ手に取って、ご自身の考えを広げてみてください。
書籍情報
- - 発売日: 2025年5月29日(木)
- - 定価: 1100円(税込)
- - 発行: 講談社
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多様性をしっかりと見つめ直したい方にはぴったりの内容です。これからの時代を生きるためのヒントがここに詰まっています。