h.u.g-flowerが岐阜の地でクラウドファンディングに挑戦!
株式会社HUG-FLOWERが、岐阜店の再開に向けて自社で行うクラウドファンディングに挑戦しています。外部プラットフォームに依存せず、自社ECサイトで行うことで、300万円の資金を45日間で集めるというこの新しい取り組みは、地域経済への恩返しを目的とした「逆輸入型地方創生モデル」として注目を集めています。
h.u.g-flowerの歩み
h.u.g-flowerは2008年に岐阜で花屋としてスタートし、2019年からはグルテンフリーのチーズテリーヌブランドとして成長してきました。累計販売本数は10万本を超え、1日最大で2,800本を販売するという人気店に成長しています。しかし、2023年には外部のトラブルにより岐阜店を閉店。この撤退は自ら望んだものではなく、大きな損失を感じていました。
ただ、横浜・東京での需要の拡大により、岐阜に新たな拠点をつくることが急務となっていました。これが今回のクラウドファンディングに結びついた背景です。
自社クラウドファンディングの特色
h.u.g-flowerのクラウドファンディングの特徴は、自社ECサイトで行う点です。これにより、外部サービスの手数料が存在せず、支援金を製品や特典、地域発のプロジェクト運営に還元することが可能になります。会員基盤を利用し、すでに1万人を超える会員に対して、新しい手続きなしでスムーズな支援が行える点も大きなメリットです。
さらに、一般的な外部プラットフォームではなく、自社サイトでの運営により、ブランドの一貫した世界観を支えています。ここから生まれる製品や体験は、すべてh.u.g-flowerのトーンで設計されています。
逆輸入型地方創生モデルの意義
別の観点として、h.u.g-flowerが掲げる「逆輸入型地方創生モデル」は、都市部で育てたブランド力を岐阜に還流させる新しい試みです。特に岐阜の特産物を使用した新商品を製造することで、地域の活性化に寄与し、地域経済の循環を図ることを目指しています。
例えば、岐阜で採れた飛騨りんごを使用したチーズケーキなど、地元の素材を生かした商品開発に着手しています。これにより、地域の農家や生産者との協力関係を強化すると同時に、雇用の創出にもつながっています。
クラウドファンディングの詳細
クラウドファンディングは2025年9月28日から11月12日までの45日間、300万円を目標に展開されます。リターンには、定番のチーズテリーヌや、飛騨の素材を用いた期間限定商品などがあるほか、追加での応援プランも設けられています。これにより、商品購入者はさらなる支援が可能です。
代表遠藤雄一さんの思い
代表の遠藤雄一さんは、「失った岐阜に根を張り、地域特産物を活用した新たな価値を創造したい」と語る中で、クラウドファンディングの重要性を強調しています。地域経済を活性化させる取り組みとして、多くの人と共に参加できる形を提供したいとしています。「彩りある時間」を岐阜から全国、そして世界へ発信する手助けをするという思いのもと、h.u.g-flowerは再起動を目指して進んでいきます。
会社概要と店舗情報
h.u.g-flowerは2008年に岐阜市で設立され、3店舗を展開しています。新たな岐阜店も2025年に再開予定で、様々な取り組みを通じて、地域経済への貢献を果たしていく予定です。これからもh.u.g-flowerの動きを見逃さないでください!