新たな命を吹き込む源氏物語と浮世絵
平安時代の名作『源氏物語』は、作者・紫式部が描いた光源氏の恋愛を中心にした物語であり、世界最古の恋愛小説としても知られています。この作品は、現代においても多くの人々に愛され、様々なアートやメディアに影響を与えています。
この度、株式会社版三が提案するのは、解釈や技法を新たに加えた「現代の源氏絵と浮世絵」です。これは、浮世絵の伝統を受け継ぎながらも、現代的な視点で新たな源氏物語の世界が描かれた10作品のコレクションです。
浮世絵の魅力を再発見
浮世絵は、江戸時代の庶民文化の象徴でもあり、歌川国貞や歌川国芳などの著名な絵師たちにより、一大黄金時代を迎えました。今回の企画では、新たな試みとして、若手絵師たちがそれぞれのスタイルで『源氏物語』の物語を表現しました。これにより、古典と現代の相互作用が生まれ、新たな魅力が加わっています。
参加する絵師たち
参加する絵師は、個性豊かな5人です。それぞれの作品には、独自の画風と技法が施され、どの作品も見る者の心を引きつけます。
- - 出雲: 「光源氏 肖像画」「紫の上 肖像画」。墨に感じるヒロイズムを追求する。
- - 江幡喜之: 「今昔絵源氏物語・創」「今昔絵源氏物語・造」。浮世絵のテイストを生かした作品を制作。
- - 塩崎顕: 「MABOROSI」「不二越の龍」。日本の美意識を再構成。
- - 猫星光: 「小説の君へ」「My Way」。北斎の影響を受けた作品。
- - 山崎杉夫: 「令和夕顔」「月夜」。現代的な感性で描き出す。
各作品は、日本の伝統的な素材である越前和紙を使用しており、これにより作品に温かみと深みを持たせています。また、ジークレー版画技法により高精度で再現された絵柄は、どの角度から見ても美しい仕上がりとなっています。
展覧会と販売情報
「現代の源氏絵と浮世絵」は、越前市で開催される『源氏絵と浮世絵』展に関連した企画として位置付けられています。展覧会は令和7年1月31日から3月9日まで実施され、この内容に合わせて各絵師が2点ずつ作品を発表しています。オンラインショップ『浮世絵工房』では、2月17日から各作品の販売が始まります。各作品は数量限定での販売となっているため、気になる方はお早めに。
購入方法
作品は、全てオンラインで購入できます。興味のある方は、ぜひ
浮世絵工房を訪れ、現代の絵師たちによる独創的な視点で描かれた源氏物語をお楽しみください。これらの作品は、伝統と革新の融合を感じさせる、まさに現代のアートの未来を垣間見ることができます。
美しく魅力的な源氏の世界に、あなたも足を踏み入れてみませんか?現代に甦る源氏物語の新たな魅力は、見る者を虜にすること間違いなしです。