驚きの体験を提供する「ルイ・ヴィトン アール・デコ」展
2025年9月25日から、パリで「ルイ・ヴィトン アール・デコ」展が開幕します。この展覧会は、1925年にパリで行われた「現代装飾美術・産業美術国際博覧会」の100周年を祝うもので、アール・デコ運動の影響やルイ・ヴィトンが果たした役割に焦点を当てています。また、創業者ルイ・ヴィトンの孫、ガストン-ルイ・ヴィトンのレガシーも探求します。
アール・デコの歴史を辿る旅
「ルイ・ヴィトン アール・デコ」展は、8つの展示室から成り立っており、それぞれ異なるテーマで構成されています。この展覧会では、300点以上の歴史的なオブジェやアーカイブ資料が初めて公開され、アール・デコが現代のエレガンスに与えた影響が明らかになります。
最初の展示室「Family Heritage(ヴィトン家のヘリテージ)」では、メゾンの黎明期とガストン-ルイ・ヴィトンの芸術的背景が探求されます。そして次の「1925: The Louis Vuitton Consecration(1925:ルイ・ヴィトン、その偉業)」では、当時の万国博覧会でのブースが再現され、レザーグッズや旅行鞄などが展示されます。
芸術と技術の融合
続く「Art Deco Manifesto(アール・デコ宣言)」では、ルイ・ヴィトンでのデザインにおける技術的な創意工夫を展示し、自動車用トランクやイブニングバッグなどが並びます。「Elegance and Beauty at Louis Vuitton(ルイ・ヴィトンのエレガンスと美)」では、初期のトイレタリーキットやグルーミングセットが紹介され、日常用品がいかに芸術的に表現されていたかを示しましょう。
5つ目の「The Art of Windows(ウィンドウ・アート)」では、ショーウィンドウデザインのアートとしての側面が強調され、ルイ・ヴィトンのフラッグシップ店での芸術的演出が紹介されます。ここでは、特別に製作されたバッグ「シャンゼリゼ」の再現もあります。
現代への影響を感じる
次の展示室「Colours, Forms and Materials(色彩、フォルム、素材)」では、アール・デコが持つ視覚的語彙の探求が行われ、デザイン理念の変遷が描かれます。「From Drawing to Advertising: the process of creativity」では、ガストン-ルイ・ヴィトンがいかにクリエイティブプロセスを監督していたかが晒されます。そして旅の終着点「Beauty in Travel(旅における美しさ)」では、アール・デコのスタイルが旅の中でどのように体現されていたかが展開され、ジャズ・エイジのエネルギーが色濃く表現されます。
美食の旅もお楽しみ
展覧会を楽しんだ後は、「Le Café Maxime Frédéric at Louis Vuitton」で美食体験を楽しみましょう。上質なペストリーやシグネチャーカクテルとともに、ルイ・ヴィトンならではのアイコニックなメニューが待っています。さらには「Le Chocolat Maxime Frédéric at Louis Vuitton」で特別なチョコレートやコレクターズアイテムを手に入れることもできます。
「ルイ・ヴィトン アール・デコ」展は2025年9月26日金曜日から一般公開され、入場は無料です。パリの「LV DREAM」にお越しの上、アール・デコの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
基本情報
- - 住所: LV DREAM, 26 Quai de la Mégisserie, Paris 1er
- - 開館日時: 火曜-日曜 11:00-20:00
- - 入場予約: louisvuitton.comで受付
美しいアール・デコの世界を体感しに、ぜひ足を運んでみてください!